第57回ERL検討会議事メモ
日 時: 2011年12月02日(金)14:00−16:40
場 所: PF研究棟2階会議室
出席者;
KEK会場: 生出勝宣、高木宏之(物性研)、篠江憲治、三浦孝子、芳賀開一、梅森健成、本田融、坂中章悟、河田洋、小林幸則、高井良太、遠藤有聲、阪井寛志、浅岡聖二、島田美帆、谷本育律
EVO(KEK): なし
JAEA会場:永井良治
物性研会場:伊藤 功
分子研会場:加藤政博
名大会場:欠席
広大会場:栗木雅夫、飯島北斗
SPring8会場:花木博文
(各報告については http://pfwww.kek.jp/ERLoffice/wg_1/erlmeetingsiryou/index.html 参照のこと。掲載許可済みの資料を順次掲載しています。)
(以下敬称略)
1.芳賀開一氏より「シールド建設状況」に関して報告があった。 ⇒発表資料
(発表内容は資料参照)
(質疑・応答)
(Q)契約上の完成はいつか。
(A)来年の11月末。
(Q)実際はもっと早くなるのか。
(A)建設業者とは9月末完成で工程調整を行っているところである。
(Q)実際の工事はいつから始まるのか。
(A)コンクリートを作り始めるのが1月〜2月にかけてで、こちらに持ってくるのが2月中頃と予想している。
(C)入射器空洞との設置の取り合いが難しくなる。空洞は年度内に契約になっているので、そうすると、空洞が設置されている状況で、シールド建設となる。
(C)空洞設置の時期に関しては、調整中である。
(Q)JAEAでは第1アークと第2アークでロスの違いはどうか。たぶん一桁くらい違いがあると思うが。
(A)FELの影響で第2アークの方が大きいというデータはあるようだが、ログノートにはどのモードでどの程度のロスだったかがはっきり書かれていないので、定量的比較はできていない。
(Q)最初の放射線の申請はどれくらいでやるのか。
(A)未定である。経験のある施設の状況を効いて、決めることを考えている。
JAEAのγ線の実験もあるので、どの程度低く設定できるかも考慮しなくてはならない。
12月中旬にJLABに調査に行く。
2.三浦孝子氏より「RFの準備状況」に関して報告があった。⇒発表資料
(発表内容は資料参照)
(質疑・応答)
(Q)ILCではどこまでフィードバックをかけているのか。例えばピエゾはかけているのか。
(A)ピエゾはかけていない。パルス運転なので、フィードバックではなくフィードフォワード適にやっている。細かいことはできていない。フラットトップでできるだけ平らになるようにしている。ERLでは、LLRFのボードのDIOでモータ駆動を行うことができるようになっている。KEKBでの経験を参考に考えている。ピエゾのコントロールを事前に行えるとありがたいので相談に乗って頂きたい。
(Q)ILCでは長期的なドリフトはどうしているのか。
(A)それは別の方法で変えている。
(C)チューナ制御に関しては、RFグループと空洞グループとよく相談して行って頂きたい。(Q)主加速空洞への導波管の位置が違うのではないか。
(C)シールド穴の位置を確認する。
(Q)ダブル入力カプラーの場合、2つの位相差は何を見て調整するのか。
(A)信号によりローレベル的に経路長を合わせておいて、入力カップラーの個性は微調できるようにしている。
(Q)どれくらいの微調をするようになっているのか。
(A)経路長でプラスマイナス 2cmは動かせる。空洞グループからはだいたい3回やれば合わせられると聞いている。
3.梅森健成氏より「ERL主加速部#4号機縦測定結果」に関して報告があった。⇒発表資料
(発表内容は資料参照)
(質疑・応答)
(Q)フィールドエミッションの量を電流に焼き直せないか。
(A)μA程度であると思われる。
(Q)ロスのパワーはどれくらいになるのか。
(A)加速電圧にもよるが、10〜数10W程度。
(C)エージングの時は、横に遮蔽を置けば良いが、運転中に起こった場合はどこで落とすかが課題になる。エミッションによるロスは、エネルギーの低いので第1ベンドのところで遮蔽をおくと言うことになる。
(C)上流に向かうもののある。
(Q) μAレベルのロスがなぜ問題になるのか。
(A) ライナックでμAレベルのビームダンプは例えば鉛20cm程度の遮蔽がいる。cERLでもそれぐらいの遮蔽が必要になり、コンクリート1.5mでは不十分であるというのが、シミュレーションの結果である。
(Q) オンセットというのはそれ以上になると出てくるので、それ以下で運転すれば問題ないのでは。
(A)そうである。ただし、ベクターサムの場合は、マイクロフォニックスがあるとバランスが崩れて、オンセットを超える場合がある。そのときが問題。
(Q)どれくらいずれるのか。
(A)15MV/m が20MV/mになることもある。
(Q)それは何かおかしいのでは。
(A)ローデッドQの値によるので、現状ではそれぐらいずれる可能性はあるという値に設定している。
(Q)フィールドエミッションが少ないとても良い結果であるが、削り落としたことによるのか。
(A)フィールドエミッションに関しては、削り落としたことと関係はない。今のところエミッションの原因を断定するのは難しい。
(Q)この空洞で100mAのビームを通したときにどこまでバンチ長を縮められるか。
(A)非常に難しい問題である。いろいろ複雑に絡むが、HOMダンパーのパワーで制限されると思うが、どこまでのバンチ長でだめになるかはやってみないと分からない。HOMダンパーの150Wは3psを想定している。
(C)3psでまずいのはエネルギー分散が大きくなることである。
(C)ウェークでエネルギー分散が悪くなることもあるので、短いから良くなるとは限らない。どこか最適な値があるはずである。
4.河田 洋室長より「ERL推進室の状況」に関して報告があった。⇒発表資料
(発表内容は資料参照)
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