SPEC

  • SPEC ご本家のホームページ(CSS)
    スペックのマニュアル等あり。

    CPLOTコマンド一覧, CPLOT-fontコマンド一覧

  • SPECの各種マクロの説明

  • 測定に関して

  • specのデフォルトではない macro
  • slits : 上流、下流のスリット,アテネータの状態表示
  • slit1 slit2 : 上流、下流のスリットの自動半割りコマンド
  • goang : 4軸角同時駆動コマンド
    goang [tth] [th] [chi] [phi]
  • BL-16A2モノクロ回りの固有コマンド
  • check
    モノクロ Δθのスキャン (BL-4Cで言うところの dscan DTH -0.02 0.02 30 1)
  • check_dt [pulse] : checkをかけてモノクロ Δθのスキャンした後に [pulse]数だけ デチューンする。 Tiの吸収端などでは -50程度を 良く利用する。 ただ、デチューンの割合は日や時間に寄りますので 確認の上利用してください。
  • g_f_flag=2
    モノクロ制御コンピュータとの通信に関するフラグ。 デフォルトでは g_f_flag=0になっているが、Escanの高速化を測るための オプション。ここで、入力する数字はエネルギーを変化させたときの spec側での待ち時間となっている。2秒以下の数字での動作保証はないし、 かなり、広いステップ幅のエネルギースキャンでは 正しく動作しない。 理解した上で 使用すること。
  • アナライザーのせて Escanをする時
    通常のEscanでは アナライザーのコントロールが存在しない。 従って、現在はエネルギーに伴う thaの変化を関数で定義することにより エネルギースキャンを行っている。 参考のマクロは、/usr/local/spec/macro/Escan-tha.macである。 適当に編集して使って下さい。 コマンドはEscan_thaとなり、使用方法はEscanと同じです。
    同様に、moveE_thaが定義され、enrgy, ttha, thaを同時に動かすことが 出来る。さらにfixQのオプションも用意され、H,K,Lを固定したまま enrgy, ttha, thaを同時に動かすこともできる。
    <注意>アナライザー(偏光解析装置)を設置した後、 アナライザー結晶に合わせて セットアップしたエネルギーでのttha, thaを セットし直すこと。さもないと、Escan_thaやmoveE_thaを動かしたとたん 強度を失います。
  • BL-4Cの偏光解析装置(旧形)をのせて Escanをする時
    当装置は、結晶の角度の変化を角度として制御しているのではなく mmから適当な角度に変換することとなる。 (詳しくは可動部を観察してください。) 従って、上記のマクロではなく pthの変化を異なる関数 (このマクロの中ではリニア)で定義する必要がある。 参考のマクロは、/usr/local/spec/macro/escan_p.macである。 コマンドはEscanPとなり、使用方法はEscanと ほぼ同じですが、 リニアで定義した切辺の値を入力するだった気がします...。
  • 温調に関して

    必要に応じて、qdo [macro file name] というコマンドにより 以下のようなマクロをSPECに読み込ませ、マクロを有効にするために _LTC_is_on_=1 をSPECのコマンドラインで 入力してください。 逆に マクロを無効化するためには _LTC_is_on_=0 と入力下さい。 ただし、マクロが完全ではないために_LTC_is_on_=0と入力しても 無効にならない機能もあるかもしれませんが ご了承下さい。
    また、RS-232Cの通信条件はconfigコマンドにより切り替えてください。 []内のケーブルの記述は、各番号をつけたケーブルがBL-16A2に 設置されているデーブルの右の引き出しに入っていますので 組み合わせて使ってください。 使用後は、ちゃんと元の位置に戻してください。 よろしくお願い致します。

  • BL-16A2 CryoCon
    BL-16A2の標準の温度調整機。通信はRS-232Cを利用しているため 下記にあるような別の温調を利用した後は 戻す必要がある。 マクロはspec立ち上げ時に必ず読み込まれますので、 1度立ち上げ直してください。 一方、RS-232Cの通信条件は変りませんので、 9600 bps, raw に戻してください。[BL-16:番号振ってないです]
  • LTC
    BL-4C標準の温調機。spec立ち上げ時に 読み込まれますので そのままで 使用できます。
    また、BL-16A2で使用するためには、 /usr/local/spec/macro/LTC20.macが温調用のマクロです。 qdo コマンドを一度読み込むことにより、標準のteコマンドが 使えるはずです。
    また、本装置のRS-232Cの通信条件は 9600 bps, raw です。 [BL-16:ケーブル-3+4]
  • 吹き付け型のクライオスタットを利用する時
    /usr/local/spec/macro/cryostream.macが温調用のマクロです。 qdo コマンドを一度読み込むことにより、標準のteコマンドが 使えるはずです。
    また、本装置のRS-232Cの通信条件は 9600 bps, 8bit, stop bit 1, raw です。 [BL-16:ケーブル-5+6, BL-4C:ケーブル-専用ケーブルあり。番号はいずれ振ります]
  • 高温炉を利用する時
    /usr/local/spec/macro/fournace.macが温調用のマクロです。 qdo コマンドを一度読み込むことにより、標準のteコマンドが 使えるはずです。
    一方で、電気炉側の設定も必要となります。 まず、MODEキーを押し、∧キーを押すと各モード(1-8)が切り替えられます。 それらのモードすべてをロックします。 (>キーを押すことにより各モードのステイタスをかえることができます。) [ 注意: BL-1B等でマニュアルで制御した後は、 必ずこの設定を変更する必要があります。]
    また、本装置のRS-232Cの通信条件は 4800 bps, raw-even (7bit, stop bit 1)です。 [BL-16:ケーブル-6+7+電気炉常設ケーブル, BL-4C:ケーブル-電気炉常設ケーブル]
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  • SPECのmacro fileのディレクトリ構成
      BL-16A2
    • 標準的なmacro file
      /usr/local/spec/lib
    • localなmacrofile
      /usr/local/spec/macro

      BL-4C
    • 標準的なmacro file
      /usr/local/lib/spec.d
    • localなmacrofile
      /usr/local/spec/macro

      BL-9C
    • 標準的なmacro file
      /usr/local/lib/spec.d
    • localなmacrofile
      /usr/local/lib/spec.d/local_macro

    標準的なmacro fileとは、SPECが標準的に用意したもの。 一方localなmacro fileとは PF固有の電気炉の温調関係や 偏光解析装置用のmacro fileが置かれています。

  • 高エネルギー加速器研究機構
    放射光実験施設
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    yusuke.wakabayashi(at)kek.jp