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 【開催主旨】

「KEK低速陽電子実験施設における陽電子回折研究およびPsビーム研究の新展開」
New research developments at KEK-Slow Positron Facility
-- Positron diffraction and Ps beam --

 KEK物構研 低速陽電子実験施設では,専用ライナックで生成したエネルギー可変低速陽電子ビームによる共同研究が展開されています。そのビームは世界最大級の強度をもち,1ns〜10ns(短パルスモード)あるいは1μs(ロングパルスモード)の可変幅のパルス状のビームで,かつ100eV〜35 keVの可変エネルギーで輸送するという特徴があります。最近は,高強度を生かした反射高速陽電子回折の共同利用,及び,パルス特性を生かしたポジトロニウム負イオン/ポジトロニウムビーム生成の共同利用が精力的に行われ,優れた成果が出ています。平成24年度科研費において,KEKでの陽電子回折実験の開発を目的とする基盤(S)の課題が採択されました。また,KEKにおける実験を一部に含むポジトロニウム負イオン/ポジトロニウムビーム生成関連研究課題も基盤(S)に採択されています。本研究会は,両研究課題合同の立ち上げワークショップです。
 本研究会では,低速陽電子回折の理論家であり陽電子ホログラフィーの提唱者であるS.Y. Tong 教授と,反射高速陽電子回折の提唱者である一宮彪彦教授を迎えて,陽電子回折法の基礎との応用の可能性についてお話しいただきます。また,これまでに得られた反射高速陽電子回折と角度分解光電子分光の連携の成果について報告します。また,ポジトロニウム負イオンの高効率生成とそれを利用したエネルギー可変ポジトロニウムビームの生成とその応用の可能性について報告します。さらに,今後の展開への期待についても講演をいただく予定です。一般講演やポスターセッションは予定しておりません。2日目にはご希望の方を対象に,低速陽電子実験施設の視察会も行います。


主催:KEK物構研PF低速陽電子実験施設・KEK低速陽電子ユーザーアソシエーション

協賛:日本陽電子科学会 日本表面科学会

会期:2012年10月3日(水)〜4日(木)

会場:KEK研究本館小林ホール

提案者: 兵頭俊夫(PF)

世話人: 兵頭俊夫(PF)

 

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 Last Update 10/01/2012