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        PF研究会「硬X線を用いたダイナミック構造解析の可能性」のご案内 
           
            
         
        趣旨:PF-AR偏向電磁石光源からの放射光の臨界エネルギーは26keVであり,高エネルギー域のXAFS,AXS実験に適した光源です。PF-AR高度化により寿命,安定性も改善され物質科学研究用の光源として利用可能となってきました。硬X線領域に目を転じますと,たとえば,触媒においては,Zr,Nb,Mo,Ru,Rh,Ag,Sb,Te,Csなど重要な元素のK吸収端がありますし,他の材料・物性的に重要な研究対象が多数存在する領域です。こうした高エネルギーX線を放射するというPF-ARの特徴を生かした新しいBeam 
          lineの建設がPF-ARのNW10に計画されています。このビームラインでは,硬X線XAFS,X線異常散乱実験のほかに高速測定用のQuick 
          XAFS,in-situ XAFS,などがtime sharingで可能になるように計画しています。そこで,この新光源を利用して,どういう新しいサイエンスが切り開かれるかを硬X線領域のダイナミック構造解析を中心に議論したいと思います。 
        日 時:12月24日13時より25日15時まで 
           
          場 所:高エネルギー加速器研究機構 4号館セミナーホール(地図) 
           
          世話人:朝倉清高(北大触媒センター) 
              松原英一郎(東北大学金材研) 
              野村昌治(PF) 
            
          講演申込先/問い合わせ先: 
              朝倉清高 北海道大学触媒化学研究センター  
              FAX: 011-706-9113 
              Email:askri@cat.hokudai.ac.jp 
        交  通: 
           車  常磐自動車道「桜土浦」インターより東大通りを筑波山方面へ20分 
           電車 JR常磐線「ひたち野うしく駅」よりバスで「つくばセンター」へ25分、 
               「つくばセンター」より「高エネルギー加速器研究機構」へバスで20分 
           バス 東京駅より「ニューつくばね号」で「高エネルギー加速器研究機構」下車(約1時間30分) 
               東京駅より「つくば号」で「つくばセンター」下車(約1時間)、 
               「つくばセンター」より「高エネルギー加速器研究機構」へバスで20分 
           詳しくは「KEKまでの交通」をご覧下さい。 
           旅費のサポートは限度額内で、できる限り行ないます。 
        参加申込み: 参加申込は随時受け付けておりますので、下記のフォーマットをご利用ください。 
                 KEK内共同利用者宿泊施設(ドミトリー)の宿泊希望は締切ましたので、 
                 宿泊をご希望の方は、「宿泊及び出張依頼旅費申請フォーム」より個人でお申し込み下さい。 
                 (旅費の支給を希望される方は引き続きこちらのフォームでお受けいたします。) 
                  
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                 KEK周辺宿泊施設についてはこちらをご覧下さい。  
           
           
          Proceedings:講演内容をまとめたものをKEK Proceedings 2004として発行します。 
           
         
          
        プログラム 
          12月24日 
          13:00〜    受付開始 
          13:30〜13:40 朝倉清高(北海道大学) 
                 Opening 
          13:40〜14:30 岩澤康裕(東京大学) 
                 In-situ 時分割XAFSと触媒化学 
          14:30〜15:20 Ted S Oyama(Virginia polytech) 
                 Ni2P catalysts 
           
          15:20〜15:30 休 憩 
           
          15:30〜15:50 朝倉清高(北海道大学) 
                 新規金属燐化物脱硫触媒の機能と構造解明 
          15:50〜16:30 野村昌治(物構研) 
                 NW10ビームライン計画 
          16:30〜16:55 鈴木あかね(物構研) 
                 QXAFS  
          16:55〜17:20 阪東恭子(AIST) 
                 in-situ XAFSによる脱硫触媒の動的解析 
          17:20〜17:40 原田雅史(奈良女子大) 
                 In-situ EXAFS測定による金属イオン・金属ナノ粒子の構造解析 
          17:40〜17:55 加藤英樹(東京理科大学) 
                 水の分解反応のための光触媒材料のXAFSによるキャラクタリゼーション 
          17:55〜18:08 松下 暢(山口東京理科大学) 
                 自己組織化により生成するAg/Rh二元金属ナノ粒子組織体:EXAFSによる構造解析および生成機構の検討 
        12月25日 
          9:30〜10:00 稲田康宏(物構研) 
                 動的XAFS解析の可能性 
          10:00〜10:30 足立伸一(物構研) 
                 ピコ秒分解X線回折 
           
          10:30〜10:45 休 憩 
           
          10:45〜11:15 大西 洋(神戸大学) 
                 時間分解赤外分光でみる界面光反応のダイナミクス 
          11:15〜11:25 松尾修司(福岡大学) 
                 紫外・可視光線の照射による金属化合物の状態変化のその場観測 
          11:25〜12:10 春山修身(東京理科大学) 
                 Change in local structure of Pd-based metallic glasses during 
          relaxation 
           
          12:10〜13:20 昼 食 
           
          13:20〜13:40 富重圭一(筑波大学) 
                 触媒表面の酸化還元に伴う構造変化:バイオマスやメタンからの合成ガス製造触媒について 
          13:40〜14:00 奥村 和(鳥取大学) 
                 QXAFSおよびDXAFS法によるゼオライトでのAu,Pdクラスターの動的挙動観察 
          14:00〜14:30 宇留賀朋哉(SPring-8) 
                 SPring-8 BL01B1におけるQuick XAFSの現状 
          14:30〜15:30 全体討論 
         
         
        Last modified 
          2004-12-27
          by pfw3-admin@pfiqst.kek.jp   
         
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