開催概要
近年のタンパク質結晶構造解析技術の進歩により、精製タンパク質を得ることができれば比較的迅速に立体構造を決定することができ、原子レベルでの生物学研究を展開できる時代になっています。しかしながら構造解析の技術・手法は日々進歩しており、より高難度のタンパク質をより精密かつ迅速に構造解析するためには、さらなる情報収集やその理解が必要となってくることも事実です。
高エネルギー加速器研究機構・構造生物学研究センターでは、タンパク質結晶構造解析の経験者向けに構造解析の先端技術・手法についてテーマを定め、講義と参加型体験を行って頂く講習会を開催します。今回のテーマは「測定の自動化」です。結晶化からデータ収集・解析まで、どこまで自動化できるか(どこの自動化が難しいか)を知る良い機会となるようにしたいと思います。奮ってご参加ください。
主催
日時
2016年2月26日(金) 10:30~
会場
高エネルギー加速器研究機構 〒305-0801 茨城県つくば市大穂1-1
→交通アクセスはこちらをご覧ください。
会場のご案内(施設案内Map)
デモ、実験:構造生物実験準備棟、PF-AR NE3A, PF-AR北西棟ユーザー控え室
[所内食堂]
それぞれの場所や内容は、上記の「施設案内MAP」のページで確認できます。
- 食堂
- レストラン
- 喫茶室(風来夢)
(※朝食は、風来夢のみ利用可能です。)
募集対象と人数
本講習会は、基本的にタンパク質結晶構造解析の経験を有する方を対象としています。大学や企業に所属で結晶構造解析の高度化技術に興味をお持ちの方の参加をお待ちしております。大学院生・学部学生も歓迎しますが、指導教員に了解を得て頂きますようお願いします。
募集人数は20人程度です。基本的に先着順ですが、応募者多数の場合など、できるだけ本企画の趣旨に沿うよう、こちらで参加希望者の調整をさせて頂く場合があります。
参加費
講習会:無料
交通費は支給されません。
宿泊(希望者):一泊1,500円でドミトリーが利用可能(シングル 共同バス・トイレ)
※ドミトリーの利用は数に限りがありますので、先着順となります。
プログラム
2月26日(金)
内 容 |
|
10:30-15:30 | 概要説明 ・タンパク質結晶化スクリーニング支援 ・PXビームラインにおける自動化技術 |
昼食 プログラムがタイトなため、所内食堂の利用は考えていません。 昼食をご持参下さい。希望者には弁当の手配をします。 飲み物は自販機の利用が可能です。 |
|
自動結晶化スクリーニングロボットのデモ ・ 試料の自動分注、結晶観察システム |
|
ビームラインにおける自動化のデモ
・ロボットによる試料の自動交換 ・スナップショット自動測定 ・PReMoによるスナップショットの自動評価 |
|
全自動データ収集のデモ ・自動回折データセット測定およびその自動処理 |
|
15:30- | 持ち込み試料の自動測定(希望者のみ) |
お申し込み
お申し込み方法
申し込みは2月5日で締め切りました。ご応募ありがとうございました。
締め切り
2月5日(金)お問い合わせ
世話人:
加藤龍一
電話:029-879-6177
e-mail: ryuichi.kato[at]kek.jp
松垣直宏
電話:029-864-5647
e-mail: naohiro.matsugaki[at]kek.jp
事務局:
濱松千佳子
電話:029-864-5196
e-mail: pf-sec[at]pfiqst.kek.jp
アーカイブ
過去に行ったタンパク質結晶構造解析初心者向け合同講習会