時間分解XAFSで燃料電池触媒のリアルタイム解析に成功 2007年3月23日 東京大学の唯美津木(ただ・みづき)助手,岩澤康裕(いわさわ・やすひろ)教授のグループは,SPring-8とPFの放射光を用いて,燃料電池カソード触媒である白金ナノ微粒子の,燃料電池作動時における酸化還元挙動を世界で初めてリアルタイムで捕らえることに成功しました。この研究で明らかになった触媒表面の反応メカニズムは,燃料電池の実用化を妨げていた諸問題の解決のための重要な情報となります。 反応をリアルタイムに捕らえる時間分解実験には,新型Time-gating QXAFS(TG-QXAFS)法,および波長分散型XAFS (DXAFS) 法が用いられました。このうちDXAFS法は,放射光科学第一研究系の野村昌治教授,稲田康宏助教授と共同で開発されたシステムを用い,PF-AR NW2Aで実験が実施されました。 詳しくは,東京大学理学系研究科プレスリリースをごらんください。
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