放射光源研究系の宮島司氏、日本加速器学会奨励賞を受賞
2005年8月8日
放射光源研究系の宮島司さんが日本加速器学会奨励賞を受賞されました。受賞の対象となった論文は「垂直３次共鳴近傍における位相空間中でのベータトロン振動の 測定」（加速器Vol.1 No.2, 2004 p.98-108）です。
宮島さんの研究テーマは、ＰＦにおける非線形ビーム力学の実験的研究です。非線形共鳴近傍ではビームが非常に不安定となるため、再現性のあるデータの取得には困難を極めました。このような状況のもとで、常にデータの信頼性をチェックしながら垂直３，４次共鳴近傍のデータを取得し、その貴重なデータを基に解析を行い論文にまとめ上げました。この内容は多くの加速器研究者から賞賛を浴びているものです。詳しくは、日本加速器学会のホームページをご覧ください。
また、KEKトピックスにも掲載されています。
7月21日に行われた授賞式での宮島氏（左）
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