放射光科学研究施設(PF)構造生物学研究センターの三好敏喜さんが、2007年8月13〜17日に英国マンチェスターで開催された国際会議9th
International Conference on Biology and Synchrotron Radiation (BSR2007)でSession
Aのポスター賞を受賞されました。
三好敏喜さんは産学連携研究員としてJST先端計測機器開発事業・機器開発プログラム「X線HARPを用いた生体超高分子構造機能解析装置」に従事され、NHKエンジニアリングサービス、NHK放送技術研究所と協力して、アモルファスセレンのなだれ増幅作用を利用した高感度、高精細、高速検出を同時に満たすX線HARP-FEA検出器の開発及び放射光X線を用いた評価試験を行ってこられました。
受賞ポスター題目は、"Development project of a new X-ray HARP-FEA Detector
and its application"で、プロジェクトの紹介、X線HARP-FEA検出器の概要と放射光X線を用いた評価試験結果、様々な分野への応用について報告されました。会議ではピクセル型新型検出器の発表がいくつかありましたが、本検出器も次世代X線検出器の一つとして大きな期待が寄せられており、プレゼンテーションの評価と合わせて、本賞の授与となりました。開発中の検出器の実用化に向けて今後の研究の進展が期待されます。
賞状と副賞を手にする三好敏喜さん。
BSR2007会場(Bridgewater Hall, Manchester)前にて。
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