タイ王国科学技術大臣他御一行
PFと構造生物学研究センターを訪問

2004年6月8日


 去る6月5日(土)、Korn Thapparansiタイ王国科学技術大臣をはじめとする総勢23名の代表団が放射光科学研究施設(PF)の実験施設並びに構造生物学研究センターを見学されました。

 小間物構研所長によるPFの概要説明、木下物性研助教授によるナノテク関連の研究概要説明の後、質疑ではタイ王国の産業育成の基礎に放射光がどう寄与出来るか等の質問が直接大臣からなされました。
 実験ホールでは東京大学物性研BL-18AビームラインとBL-5の構造生物学実験ハッチを中心に見学され、ビームライン光学系や構造解析の実際に関して熱心に質問をされていました。
 最後に訪問された構造生物学研究センターの構造生物実験準備棟では、たんぱく質の構造解析に非常に興味があるということで、結晶化ロボットについての説明を熱心に聞いておられました。

 タイ王国では1GeVの放射光施設を建設し、運用を開始しています。この光源は高エネ機構の北側の北部工業団地にあったSORTECを移設したものであり、石井武比古先生が計画の推進に大きな寄与をされてきました。またPFも若手技術者の育成等で寄与してきました。

 

KEKの概要説明プレゼンテーションの様子

 

PF研究棟のロビーにて(左から3人目がタイ王国科学技術大臣、Korn Thapparansi氏)

 

小間物構研所長(手前中央)、野村昌治教授(手前右)からPFの実験ホールについて説明を受ける大臣(手前左)。

構造生物学研究センターの加藤龍一助教授(左)から説明を受ける大臣(手前中央)。

 



熱心に説明に耳を傾ける代表団一行

 

*もっと詳しい情報をお知りになりたい方へ

 →世界の放射光施設 


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