課題の区分


分類 特別1(S1型) 特別2(S2型) 一般(型) 予備実験・初心者型(型) 緊急かつ重要(型) 大学院生奨励(型)
実験課題の性格 ビームライン改造・建設および大型装置の整備を伴うプロジェクト研究 長期のビームタイムを必要とする放射光を駆使した高度な研究.技術的困難度が高い成功すれば高い評価の得られる実験も含む. 一般的な放射光利用実験. G型あるいはS型を申請するための予備実験,放射光を利用した当該実験手法の未経験者による予備的な実験.
「初心者型」で申請する場合でも,実験組織の中に経験者を加えることができる.この場合,その経験者が実験ステーション担当者とともに、実験遂行に責任を持つこと.
次回のPF-PACを待てない程緊急でかつ採択済みの課題に優先して実施する価値のある極めて重要な課題.
なお、対応可能な場合は、採択済みの課題に優先するほどではない が、緊急性・重要性の高い申請についても受け付けます(留保ビームタイムを確保している、あるいはビームタイムに空きのあるビームラインでの申請を想定しています)。
大学院生による、PFを高度に活用した優れた研究を推進する課題.ただし、以下の申請条件を満たすこと.
a) 大学院生(博士後期課程在学者もしくは博士後期課程進学予定の修士2年生)が申請できる.
b) 所属大学の指導教員が保証人として実験組織に加わること.
c) PF受入担当教員と事前に内容に関する打ち合わせを行い、許諾を得る.
申請〆切
随時
前期:11月中旬
後期:5月中旬
前期:11月中旬
後期:5月中旬
随時
随時
前期:11月下旬
後期:5月下旬
採択時期

随時

前期:1月中旬
後期:7月中旬
前期:1月中旬
後期:7月中旬
随時
可及的速やかに
前期:1月中旬
後期:7月中旬
有効期間 3年〜5年
(課題によってPF-PACで判断する)
3年間
前期:4月(または採択の日)から3年後の3月末まで
後期:10月(または採択の日)から3年後の9月末まで
2年間
前期:4月(または採択の日)から翌々年の3月末まで
後期:10月(または採択の日)から翌々年の9月末まで。
※「終了届」を提出することにより、期限以前に課題を終了することが出来る。

採択後,1ヶ年を越えて迎えた 3 月末ないし 9 月末のうち,早い方まで.

例) 2014 年 6 月に採択になった場合,2015 年の 9 月末まで. 2014 年 10 月に採択になった場合,2016 年の 3 月末まで.
6ヶ月以上1年未満
5〜10月に申請された課題:採択の日から3月末まで
11〜4月に申請された課題:採択の日から9月末まで
最長3年(博士課程3年次終了まで)
前期:4月(または採択の日)から博士課程3年次終了まで
後期:10月(または採択の日)から博士課程3年次終了まで。
※「終了届」を提出することにより、期限以前に課題を終了することが出来る。
再申請可能とする。
審査のプロセス PF-PAC委員による書面審査
(S1課題を申請する以前に放射光戦略会議で審査され,PF-PACに申請することが認められた課題のみ申請できる)
  1. 実験ステーション担当者のコメント
  2. PF内部での技術的な詰め(予算・運転モード・ステーションの状況等)の検討
  3. 評定者(5人以上)による書面審査
  4. 評定者等を対象に口頭説明
  5. PF-PACで審査
  1. 実験ステーション担当者のコメント
  2. 評定者(3人)
  3. PF-PACで審査
  1. 実験ステーション担当者のコメント
  2. 評定者(3人)
  3. 評定者の評点に基づき該当する分科会の責任者が評点を決定
  4. PF-PAC委員長が採否を決定 (PF-PACへ報告)
  1. 実験ステーション担当者のコメント
  2. 評定者(3人)
  3. PF-PAC委員長が採否を決定(PF-PACへ報告)
  1. 実験ステーション担当者および受け入れ担当教員のコメント
  2. PF内部での技術的な詰め(予算・運転モード・ステーションの状況等)の検討
  3. 評定者(3人)
  4. 評定者等を対象に口頭説明
  5. PF-PACで審査
審査のポイント 放射光戦略会議の審議結果を参考にして採択・不採択を決定(評点は付けない)
  • 学問上の価値
  • 技術的な実行の可能性(計画の具体性)
  • 実験組織の能力(過去の実績を含む)(長期に亘って使いこなせるか)
  • 全体の実験計画との関連(S2型で実験する必要があるか)
  • 学問上の価値
  • 技術的な実行の可能性(計画の具体性)
  • 実験組織の能力(過去の実績を含む)
  • 全体の実験計画との関連
  • 学問上の価値
  • 技術的な実行の可能性(計画の具体性)
  • 実験組織の能力(初心者の場合このウェイトは小)
  • 全体の実験計画との関連
  • 申請が予備的な検討の状態にあること
  • P型課題申請の必要性、妥当性について

 

  • 学問上の価値
  • 技術的な実行の可能性(計画の具体性)
  • 実験組織の能力(過去の実績を含む)
  • 全体の実験計画との関連(緊急重要と見なせるか)
  • 学問上の価値
  • 技術的な実行の可能性(計画の具体性)
  • 申請者の主体性と実験組織の能力
  • 学位取得全体の実験計画との関連
特記事項
  • 建設・立ち上げ終了後も長期に亘って装置の維持・管理,他の共同利用者へのサポート義務があるが,同時に最大50%程度までの優先的利用も認められる.
  • 毎年PFシンポジウムで進行状況を報告し,PF-PACで評価する.
  • 有効期間終了後はS2課題を申請するなどし、共同利用を支援すること.
  • 課題開始時以降、課題の概要、進行状況(成果リスト、PFシンポジウム発表ポスター、PF Activity Report発表レポートを含む)等を集約してインターネット上で報告していただきます。
  • S2型課題の優先性を考慮に入れ,ビームタイム配分委員会がビームタイムを決める.
  • 毎年PFシンポジウムで進行状況を報告し,PF-PACで評価する.
  • 課題開始時以降、課題の概要、進行状況(成果リスト、PFシンポジウム発表ポスター、PF Activity Report発表レポートを含む)等を集約してインターネット上で報告していただきます。
 

(ア) 一課題のビームタイムは約120時間以内
(イ) 一実験責任者は有効期間の重なるP型課題を申請することができない
(ウ) 一実験ステーション当り有効な課題は3件以内が望ましい
(エ) 申請に当たっては実験ステーション担当者と技術的なことについて緊密に打ち合わせてから申請すること.実験組織に経験者を含む場合は,その経験者がこの役を担うこと.その経験者は,申請希望者から相談を受けた際,速やかに実験ステーション担当者に連絡すること.また,打ち合わせの進捗状況及び内容について,必要に応じてまたは実験ステーション担当者からの問い合わせに応じて,実験ステーション担当者に開示すること.
(オ)最初のコンタクト窓口としてpfexconsult@pfiqst.kek.jpを設ける
@ここで最初の相談を受付け,実験ステーション担当者へ引き継ぐ
A実験ステーション担当者への直接の連絡を制限するものではない
(カ) P型課題は,空きBTや留保BTを利用して実施することができる

  • PFシンポジウムで結果報告をする.
  • 一実験ステーション当りの有効課題は3件程度以内
  • 採択課題を奨励するために、PF側受け入れ担当教員による指導・支援を行う.
  • 総合研究大学院大学以外の大学院に所属する大学院生が採択された場合には、PF側受入担当教員を指導教員とする特別共同利用研究員* に申請することとする.
    *特別共同利用研究員については、KEKのページを参照してください.
  • 採択課題の申請者および要旨をWeb等で紹介する.
  • 課題終了後A4数枚程度の報告書を提出していただきます.
  • 毎年PFシンポジウムで進行状況を報告し,PF-PACで評価して、研究推進のための必要な助言を行う.
予算措置 装置建設費・実験費(提案グループが一部/全部負担する場合もある),旅費 実験費(提案グループが一部/全部負担する場合もある),旅費 旅費 旅費 旅費 旅費(ビームタイムおよび実験準備・打ち合わせ等を含む)

 


課題分類の主旨および補足説明

S2型

G型

P型

U型

T型

 

○どの分類も国籍を問わずに公開されている.但し,海外からの利用の場合は旅費,滞在費を支給しない.また海外からのS1,S2型課題申請の場合は実験組織の中に国内の研究者を加えること.
○海外からの申請の場合には,日本に在住する日本語を解する Contact Person が必要である.本所から実験責任者への連絡はすべて Contact Person を通じて行なわれる.


更新日:2015/01/21