チタンサファイア/色素レーザーシステム

担当者: 柳下 明
5660(PHS:4449)
akira.yagishita@kek.jp


1.概  要

本レーザー設備はCoherent社製チタンサファイアレーザー、色素レーザー(変換可能)、ポンピングの為のアルゴンイオンレーザー及び光学計測器等からなり、BL3Bプラットフォームの下に設置されている。主としてBL3Bにおいてレーザー励起原子分子の光電離測定実験に用いる。また、optical fiber を用いて、近接ビームライン、及び BL16B での実験に供することも可能である。

2.構成および性能

  1. Coherent 社 CR-899-21 型チタンサファイア/色素レーザー
    CWリング型、単一周波数能動安定化機構付き
    使用可能色素: Rhodamine 6G, Rhodamine 110, DCM.
    波長領域(tunable):530nm - 700 nm (dye), 690nm - 1100nm (Ti-Sapph)
    出力: 300 mW - 1.5W (single mode)


  2. Coherent 社 Innova 400-15 型アルゴンイオンレーザー
    上記CR-899-21の駆動用であるが、単独で用いることもできる。
    出力:15 W multi-line visible. 7 W for 514 nm.


3.付属機器

Burleigh wave-meter (マイケルソン干渉波長測定器)
分解能:Dl = 0.001 nm
Coherent 社製レーザースペクトルアナライザー(7.5 GHz)
Newport 社製光学除振台(3m x 1.2m)
Quantum Technology 社製エレクトロオプチカルモジュレーター
偏光子、波長板等各種



Last modified : 03 Feb, 1999