[緊急のお知らせ;PF-ARの運転に関して] 2005/10/11 17:00


 AR-NW12では、ビーム寿命急落時に放射線レベルが増大する現象のため、10月10日朝までのユーザー運転を取りやめて、原因調査と放射線遮蔽の強化等の対策を行って参りましたが、10月6日以降はビーム寿命急落がほとんど発生しておらず、放射線レベルの増大も見られなくなっていることから、明日1 2日(水)朝よりユーザー運転を再開することとしました。

 今後の運転中に、ビーム寿命の急落に伴う放射線レベルの上昇が再発した場合には、その時点で調査等のためビームラインの閉鎖を行うことになりますが、 その可能性は低いと判断しております。また、放射線レベルの上昇に応じてビームシャッターを閉じる新たなインターロックシステムの導入を検討しておりますが、それまではビームライン周辺の一部を立入禁止とする措置を継続することとしました。タンパク質結晶構造解析ユーザーの皆様には引き続きご不便をおかけすることもあろうかと思いますが、ご理解・ご協力をお願いしま す。

放射光科学第二研究系・主幹 河田 洋


 

[緊急のお知らせ;PF-ARの運転に関して] 2005/10/6 11:30


 AR-NW12における放射線レベルの増大に関する調査のため、10月4日、5日のユーザー運転を取りやめてマシンスタディーを行って参りましたが、NW12以外のビームライン(NE1,3,5, NW2)に関しましては、問題ないことが確認されましたので、本日よりユーザー運転を再開することとしました。
 一方、NW12につきましては、10日(月)朝までビームラインを閉鎖し、引き続き原因調査と対策を実施する予定です。ユーザーの皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解をお願いします。

放射光科学第二研究系・主幹  河田洋

 


[緊急のお知らせ;PF-ARの運転に関して] 2005/10/5 13:00


 PF-ARは9月26日から運転を再開し、新たに建設した挿入光源ビームラインNW14の光導入試験を9月30日に行い、同日の夕方からユーザー運転に入っておりました。
 しかし、10月1日、2日にNW14ビームラインの立ち上げに伴い、そのビームラインに隣接されているNW12で、ビームラインのシャッターが開いてる状態で、予想以上の放射線レベルが観測されました。このNW12における放射レベルの増大の問題から10月4日のユーザー運転を取りやめてマシンスタディーを行い、放射線レベルの測定とNW14ビームラインの挿入光源のギャップ値との関係を調べましたが、依然予想しない高い放射線レベルを数度観測し、その原因 が十分につかめていない状況です。

一方、本日10月5日の明け方に東のRFキャビティー部から真空リークが発生したため、10月5日正午現在、PF-ARを停止し、その復旧に努めております。現在真空リークを修復することに成功し、12時45分に入射を再開しました。

リング運転再開後は、全ビームラインで再度放射線レベルの確認作業を行う予定です。放射線安全の確保は本研究施設において非常に重要な問題でありますので、少なくとも本日10月5日のユーザータイムはその様な理由からキャンセルせざる得ない状況であることをご理解ください。

尚、今後のユーザー運転の開始に関しましては状況の変化、進展があり次第に追って連絡いたします。

放射光科学第二研究系・主幹  河田洋


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