BL-4Aの今後の運用変更について
2013年4月5日
高エネルギー加速器研究機構
物質構造科学研究所
放射光科学研究施設
施設長 村上洋一
BL-4AはPF運転開始以来、放射光蛍光X線分析を中心としたステーションとして整備してきました。この間多くのユーザにご利用いただき、当該分野における重要な研究成果を上げてきました。また90年代以降はX線マイクロビームの利用できるステーションとして分析以外の材料評価についても可能性を探ってきました。
しかしながら、長らく当該ステーションを管理運営されてきた飯田教授が昨年定年退職され、一方で新しい専任担当者の採用は難しく、BL-4Aの運営を従来のまま維持することは残念ながら困難な状況にあります。当該ステーションのアクティビティを何らかの形で継続するためには、多岐にわたる共同利用の内容を絞り込む必要があります。この点につき検討してまいりましたが、2014年1月より、調整・維持に経験を要する多層膜分光器の利用を停止することとしました。この変更により、多層膜分光器を利用したマイクロビーム蛍光X線分析(マッピング)・小角散乱実験などの継続は困難になります。なお2結晶分光器を使用したKBマイクロビーム及びpoly-capillaryセミマイクロビームによるXRF、XAFSなどの実験は継続できます。
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物質構造科学研究所
放射光科学研究施設
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