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2014年度PF・PF-AR運転時間について
2014年7月28日
高エネルギー加速器研究機構
物質構造科学研究所
放射光科学研究施設
施設長 村上洋一
フォトンファクトリーでは、3000人を超える登録ユーザーの皆さんが年間約900の有効実験課題に基づいて研究成果を上げるためには、少なくとも年間約4000時間(約170日)のユーザー実験時間の確保が最重要な要件であると考え、年々厳しくなる予算事情の中でその維持に努力して参りました。しかしながら、すでにお伝えしております通り、2014年度はユーザー実験時間の確保が極めて厳しい状況となり、PFリングでは年間2328時間(97日)、PF-ARでは年間1992時間(83日)となることが、先日確定しました。また2014年度のユーザー運転は第2期(10〜12月期)で終了となり、第3期(1〜3月期)のユーザー運転は確保できないことになりました。
この主な要因はフォトンファクトリーの運転経費の大幅減額と電力単価の大幅な値上げです。2014年度にフォトンファクトリーに配分された運転経費は昨年度比で約13%(約3.5億円)の減額となり、これまでと同様な光熱水料(施設運転の電気代、ガス・水道代)を確保することが極めて困難な状況となりました。これに加えて、震災以降の電力単価の値上げの影響は極めて大きく、その結果として、今年度は従来と同等のユーザー実験時間の確保が極めて困難な状況となりました。このような状況の中で、関東1都6県のユーザーの皆様には旅費支給を停止させていただくことにより、運転経費の確保にご協力いただいております。またPF内部では、光源・ビームライン保守費等についてこれまで以上の経費の削減を行い、企業による施設利用料収入、国家プロジェクトによる優先利用料収入の一部を運転経費に充てるなどの努力を行っておりますが、残念ながら今年度は、上記のユーザー実験時間の確保が限界といった状況です。ユーザーの皆様には、研究の推進や大学院学生の教育等において大変ご迷惑をお掛けしておりますが、どうか事情を御理解いただきますようお願い申し上げます。
フォトンファクトリーは、ユーザー団体であるPF-UAと連携し、来年度以降の運転時間を少しでも回復すべく、運転経費の復活を目指して努力しております。この危機的状況に際して、ユーザーの皆様からもぜひお声をあげていただき、運転時間復活に向けたご支援をよろしくお願いいたします。
以上
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