6a01 第4回XAFS討論会講演要旨の書き方
北島義典1,2 、○岩住俊明2、野村昌治3
1第4回XAFS討論会事務局、2KEK−PF、3日本XAFS研究会
- はじめに
第4回XAFS討論会[1]は、2001年から発足した日本XAFS研究会[2]を主催団体として、2001年8月6日から高エネルギー加速器研究機構キャンパス内で開催される予定である。今回の討論会では、討論の実を挙げるために2つの新しい試み(表1)を行うことにしている。この文書では、第4回日本XAFS討論会の講演要旨を作成するための主な注意点を説明する。
表1:第4回XAFS討論会で実施する新しい試み
試み | 要点 | 目的 |
1.要旨事前web公開 | 講演要旨を会議の14日前からwebで公開 | 参加者の予習を可能にする |
2.実験解析条件提示 | 実験・解析の条件を明示 | 詳細な議論の資料とする |
- 印刷用講演要旨(必須)
まず印刷用講演要旨の作成要領を説明する。基本的には従来通り、A4カメラレディーの原稿(一般講演:2ページ、特別講演:4ページ)を準備すれば良い。余白は上下左右いずれも25mmとする(図1)。あとは、この見本に倣って、タイトル、発表者(登壇者明示)、所属、連絡者のe-mail addressを記してから、講演要旨本文を始める。図や表を含む場合、適当にレイアウトして構わないが、ページは、発表番号などと併せて事務局で付加するので、付けないようにする。

図1:図の見本。図や表にはキャプションを付けることが望ましい。
但し、試み2として、講演要旨の中に、
XAFS実験データを含む場合、
(E1)測定装置(放射光施設・ビームライン名またはラボ実験装置名)
(E2)分光結晶面(または分光器のタイプ)
EXAFSデータのフーリエ変換やカーブフィッティングによる解析結果を含む場合、
(A1)解析ソフト名
(A2)標準(理論パラメータの場合の名称または参照試料名と用いた数値)
を、必ず記述するものとする(方法<文章または表>は自由)。
また、これらに加え、結果の精確さを補足するための実験条件・解析条件として、
(E3)試料(調整法・形態・濃度)
(E4)測定方法(透過/蛍光/電子収量等)と検出器
(E5)その他、実験条件(高次光抑制法、特殊な配置等)
(A3)解析に用いたk及びRの範囲
(A4)フィッティングに用いたパラメータの数
(A5)その他、解析に関する情報(誤差等)
などを、別のテキストファイル(形式は自由)にまとめて提出することができる。このファイルはweb上で講演要旨からリンクされることになる。
- Web公開用講演要旨(希望者)
試み1の要旨の事前公開では、長さの制限を厳しく設けなくてもよいため、印刷用講演要旨と別に、より詳しい講演要旨も受け付ける。こちらは完全に自由な形式で作成可能であるが、html形式(+gif/jpeg等)のファイルが作成できる人は、それで提出してもらいたい。発表者がhtml/gif/jpeg形式のファイルを作成することが困難な場合は、文章をテキスト形式で、図をeps/bmp/pictなど何らかの標準的な形式で用意し、事務局で変換するものとする。なお、印刷用と別の講演要旨を作成しない場合は、印刷用のものをweb用にも使用する。
- 提出方法
講演申込締切(6月15日)の後でプログラムが編成され、発表者には6月下旬に講演番号が連絡されることになる。講演要旨は7月13日までに、印刷用カメラレディー原稿(ハードコピー)と事前公開用のテキストや図の電子ファイルを保存したフロッピーディスク(ラベルに講演番号を明記する)を下記宛先まで郵送する。なお、写真等の電子ファイルがFDに収まりきれない場合、CD-Rに保存するか、別途転送方法を指示するので、その旨連絡されたい。
宛先:〒305−0801 茨城県つくば市大穂1−1 KEK−PF内 XAFS討論会事務局
- 参考文献
[1]http://pfwww.kek.jp/xafs4/
[2]http://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/jxs/