自己組織化で作成したナノサイズのカプセルにフッ素液滴の閉じ込めに成功 〜PF-AR NW2Aにおいて構造決定〜 2006年9月5日 東京大学の藤田誠(ふじた・まこと)教授,河野正規(かわの・まさき)助教授,東京工業大学の尾関智二(おぜき・ともじ)助教授らの研究グループは,自己組織化で構築したカプセル状の有機金属化合物内に、フッ素性液滴を閉じ込めることに成功しました。このカプセル状化合物の構造はPF-AR NW2AにおいてX線結晶構造解析によって決定され、大きさや構造にばらつきのない精密に制御された構造を持つことが明らかになりました。 詳しくはJSTのプレスリリースをご覧ください。 この成果は2006年9月1日付のScience誌に掲載されました。 Sota Sato, Junya Iida, Kosuke Suzuki, Masaki Kawano, Tomoji Ozeki and Makoto Fujita: Fluorous Nanodroplets Structurally Confined in and Organopalladium Sphere. Science, 313, 1273-1276 (2006). 関連記事
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