世界最高性能の2本のタンパク質構造解析用放射光ビームラインが完成
 〜SPring-8およびKEK/PFで微小タンパク質結晶構造解析に最適化したビームラインが始動〜


2010年5月10日


 文部科学省委託事業「ターゲットタンパク研究プログラム」において,独立行政法人理化学研究所とKEKは,SPring-8およびフォトンファクトリー (PF)に、タンパク質結晶構造解析専用ビームラインとして世界最高性能の高輝度特性及び低エネルギー利用という異なる特徴を実現した2本の放射光ビームラインの開発を行ってきました。
この度、これらのビームラインが完成したことを受け、本年秋からの一般共用に向けた課題募集を開始するにあたって,文部科学省から報道発表が行われました。

 2本のビームラインのうち,KEK-PFに設置されたBL-1Aは低エネルギーの放射光X線を利用し,結晶の重原子ラベルを必要としない構造解析(低エネルギーSAD法)を目的としたビームラインです。

 

詳しくは,文部科学省による報道発表をご覧ください。

関連情報: BL-1Aの共同利用実験開始のお知らせ(2010年4月27日)


 


 


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