[お知らせ] PFリング直線部増強計画に伴うビームラインの改変・廃統合について

2005年6月17日


 
 PFでは直線部増強によって生み出された直線部を活用して研究成果を上げるべく、挿入光源を光源とするビームラインの整備を進めています。既設のビームラインの移動、改廃を伴う作業を伴いますので、順次進めてゆきます。 6月6日に開かれた放射光共同利用実験審査委員会(PF-PAC)において、いくつかのビームラインの改変・統廃合が認められましたのでお知らせします。今年の1月のPF-PACで認められた分と合わせて一覧表に示します。今後の課題申請時にご注意下さい。

ビームライン変更の要点は以下の通りです。
  • ミニポールアンジュレーターを光源とする構造生物用BL-17Aの建設と関連する移動。
  • アンジュレーターを光源とするBL-28に第二ブランチを建設。
  • BL-16をアンジュレーター専用ビームラインにするために、ミニポールアンジュレーターを光源とする構造物性用BL-3Aの建設と関連する移動。
  • 高エネルギーXAFS用NW10Aの建設とBL-10Bの閉鎖。
  • BL-12Bの閉鎖(詳細は12Bの概要ページをご覧下さい。)

ビームラインの改変一覧(*の部分は前回のPACで認められた事項)

BL- 3A 現在のステーションは2006年夏のシャットダウンで閉鎖され、2006年秋からはミニポールアンジュレータビームラインとなり、従来BL-16Aで行ってきた構造物性の研究が2006年12月から展開される予定。現在3Aで使っている精密6軸回折計は、2006年秋からBL-6Cで利用可能となる予定。
BL- 3B 作業スペースの変更はあるが、光学系に変更はなく、ほぼ現状のまま利用される。
BL- 3C1 今期で閉鎖。
BL- 3C2 2006年夏のシャットダウンで現在のステーションは閉鎖され、2006年秋に3C3と統合してサイド・ステーションとして再開予定。
BL- 3C3 2006年夏のシャットダウンで現在のステーションは閉鎖され、2006年秋に3C2と統合してサイド・ステーションとして再開予定。
BL- 6B 2005年度末で閉鎖。
BL- 6C 2005年度末で閉鎖。改造後、ステーション整備を行い2006年夏のシャットダウン時に現在BL-3Aの回折計が移設される。利用開始は2006年秋の予定。
*BL- 10B 2005年12月末で閉鎖。アクティビティはNW10Aで継続・発展する。
BL- 12B 今期で閉鎖。
BL- 16A 来年夏に閉鎖され、BL-16はアンジュレーター専用ビームラインとして整備される。
*BL- 17A 2004年度末で閉鎖。構造生物用のミニポールアンジュレータラインに改造中。利用開始は2006年度の予定。BL-17のアクティビティはBL-18Bで継承する。
*BL- 17B 2004年度末で閉鎖。
*BL- 17C 2004年度末で閉鎖。
*BL- 18B 構造生物用ビームラインとしては閉鎖し、改造中。利用開始はこ2005年秋の予定。
BL- 28B 現在の28Aビームラインの分光器下流にミラーを設置して、あたらしく28Bラインを新設する。利用開始は2006年5月の予定。
*BL- NW10A 高エネルギーXAFS・AXSビームラインを建設中。一般公開は2006年度。


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