BL4Aの標準的な実験モードは2種類です。  
それぞれのモードは原則的に異なる時期にビームタイムが配分されます。  

KBマイクロビームモード

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2結晶分光器による単色X線をKirkpatrick-Baezミラーにより集光し、ビームサイズ5µm角程度(固定)の 単色マイクロビームを得ています。 利用可能エネルギーは 6keV – 15keV程度です(分析元素の濃度にもよります)。
蛍光X線スペクトル測定(スポット分析)と元素マッピング、およびXANES測定が可能です。
EXAFSは測定時間が極端に長くなるので、本ステーションでの実施は不適当です。

Poly-Capillaryビームモード

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2結晶分光器による単色X線をpoly-capillary素子により集光し、ビームサイズ30µm径程度の 単色集光ビームを得ています。 利用可能エネルギーは 6keV – 17keV程度です。
蛍光X線スペクトル測定(スポット分析)と元素マッピング、およびXANES測定が可能です。 微量分析として使用する場合にはいくつかのcontamination lineが邪魔になることがあります。

その他
不明の点はステーション担当者またはこちらまで。