2010S2-001
軟X線偏光スイッチングを用いたスピントロニクス材料の探求

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●基本情報
 ●実験責任者:雨宮 健太(PF)
 ●課題有効期間:2010/4〜2013/3
 ●実験ステーション:16A, 7A
 ●関連課題:2013S2-004(外的要因による磁性薄膜の特性制御を目指した 軟X線XMCDを中心とする相補的研究)

●課題の概要
 現在PF-BL-16Aでは,軟X線領域(250-1500 eV)において10 Hz程度の高速偏光スイッチング(左右円偏光および水平・垂直直線偏光)の開発を進めている。この技術を軟X線吸収および軟X線共鳴散乱における磁気円二色性(XMCD)・線二色性(XMLD)に適用すれば,ロックイン法を用いることによって,直流測定では10-2程度が検出下限であったXMCD, XMLDにおいて10-4-10-5の極微小シグナル検出が可能になる。本研究では,このような極微小シグナル検出技術を確立し,それを利用して,以下に示すようなスピントロニクス材料の探究を行う。
(1) 強相関電子系における多様な物性,様々な相の競合の解明,および超格子秩序における電荷・スピン・軌道整列の同定。さらに,相転移近傍でのそれらの臨界的挙動の解明。界面・ナノ構造における新奇現象の探索と解明。
(2) 室温で強磁性を示す希薄磁性半導体における,微量の磁性不純物元素の磁気モーメントと母体非磁性元素の誘起磁気モーメントの元素選択的な決定,および異なるサイトにおける磁気成分の分離。これらをもとにした,より実用的な材料の探索。
(3) 磁性薄膜・多層膜における異種金属・酸化物の界面1~数原子層(特に比較的深い所に埋もれた界面)の磁性および化学状態の決定。これをいかした高性能材料の設計。

●成果発表
 ●論文


 ●PF Activity Report

 ●PFシンポジウム

 ●その他