PF研究会「放射光高圧研究における実験技術の新展開」開催のお知らせ
- 2007年11月8日(木)〜9日(金)-



 

趣旨:
 放射光を用いた高圧研究においては圧力発生やX線測定方法等、実験技術の開発が研究の重要な核をなしている。本研究会では、ダイヤモンドカプセルや新しいガスケット材料など最近の高圧実験技術に焦点を当てた発表を行い、放射光ユーザー間で新技術の共有をはかる。またこれらの技術開発により可能となってきた高圧科学の新しい方向を議論する。

主催高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所

協賛:
日本高圧力学会

会期:2007年11月8日(木)・9日(金)

会場:
高エネルギー加速器研究機構 交流ラウンジ1(茨城県つくば市大穂1-1)(施設案内・マップはこちらをご覧ください。)

問い合わせ先:
  〒305-0801 茨城県つくば市大穂 1-1
  高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 亀卦川卓美(世話人)
  E-mail: kikegawa@post.kek.jp
  Tel. 029-864-5592 FAX 029-864-2801
 または
  〒305-0044 茨城県つくば市並木 1-1
  物質・材料研究機構 ナノ物質ラボ 竹村謙一(実行委員長)
  E-mail: takemura.kenichi@nims.go.jp
  Tel. 029-860-4411 FAX 029-860-4693

参加費:無料

交通:
 車  常磐自動車道「桜土浦」インターより東大通りを筑波山方面へ20分
 電車 ○JR常磐線「ひたち野うしく駅」よりバスで「つくばセンター」へ25分、
     「つくばセンター」より「高エネルギー加速器研究機構」へバスで20分
     ○つくばエクスプレス「つくば駅」下車、隣接の「つくばセンター」より「高エネルギー加速器研究機構」へバスで20分。
       つくばエクスプレス時刻表
       つくば駅・KEK間のバス時刻表(2007年4月1日改定) 
       つくばエクスプレスのホームページ
 バス  東京駅より「つくば号」で「つくばセンター」下車(約1時間)、
     「つくばセンター」より「高エネルギー加速器研究機構」へバスで20分
 詳しくは「KEKまでの交通」をご覧下さい。

参加申込み:下記の参加申込みフォームよりお申込みください。
         旅費、宿舎の伴わない参加については当日まで受け付けますが、
         旅費のサポート、共同利用者宿泊施設(ドミトリー)をご希望の方は9月30日(日)までにお申込下さい。
           旅費を可能な範囲でサポートさせていただきますので、ご希望の方は下記の申込フォームで併せてお申込下さい。
           申込締切後にサポートが可能かどうか返答させていただきます。
           宿舎をご希望の方も申込フォームでお申込下さい。申込締切後に宿泊予約申請を行います。
           
     留意)*企業及び学部学生、つくば在住の方には旅費、日当、宿泊料は支給されませんので予めご了承ください。
        **講演者の方もこちらの参加申込みフォームよりお申込下さい。

 

プログラム報告集がWebでご覧いただけるようになりました。⇒ PDFファイル(30MB)

11月8日(木)

13:30-13:40 開会挨拶  竹村謙一(物材機構)

13:40-14:00 「高温高圧下でのイメージング実験」  鈴木昭夫(東北大院理)

14:00-14:20 「HIP合成したダイヤモンド・SiCアンビルを用いた高温高圧発生」  大高 理(阪大院理)

14:20-14:40 「cBNアンビルを用いた非晶質物質の高圧構造研究」 服部高典(原子力機構放射光)

14:40-15:00 「液体金属・半導体の構造」   辻 和彦(慶應大理工)

15:00-15:20 「スクッテルダイト化合物の結晶成長」  関根ちひろ(室蘭工大工)

    -------------------------- 休  憩 (15:20-15:40) --------------------------

15:40-15:55 「レーザー加工による液体回折実験用ダイヤモンドカプセルの製作と実験結果」
                            松浦文恵、浜谷望(お茶大院人間文化)

15:55-16:10 「ダイヤモンドカプセルを用いた粉末X線回折実験」
                            青木真由、浜谷望(お茶大院人間文化)

16:10-16:30 「含水系地球科学物質の単結晶ダイヤモンドカプセルを利用した放射光X線その場観察実験」
                            井上 徹、山田明寛、吉見 勇(愛媛大地球深部セ)

16:30-16:50 「X線吸収測定:ダイヤモンドカプセル」  浦川 啓(岡山大理)、逆巻竜也(東北大理)

    -------------------------- 休  憩 (16:50-17:00) --------------------------

17:00-18:00 ユーザーグループ総合討論
        「新高圧ビームラインAR-NE1と今後のPF高圧ビームラインについて」

18:15-20:00  懇 親 会 (レストラン「くらんべりぃ」)


11月9日(金)

09:00- 09:20 「テフロンおよびジュラルミン容器を用いた静水圧実験」 草場啓治(東北大金研)

09:20- 09:35 「パイロフェライトに代わる低温用キュービックアンビル装置のためのガスケット」
                             竹下 直(産総研)

09:35-09:55 「プラスチックガスケット(トロイダル)」 寺崎英紀(東北大院理学研究科)

09:55-10:15 「ドリッカマーセルの大容量化の試み」 亀卦川卓美(物構研)

10:15-10:30 「金属−非金属複合ガスケット(ドリッカマー)」 後藤弘匡(東大物性研)

    -------------------------- 休  憩 (10:30-10:50) --------------------------

10:50-11:10 「ボロンガスケット(DAC)」   岡田 卓(東大物性研)

11:10-11:30 「ダイヤモンドアンビル装置用c-BNガスケットの開発とその応用」
                             船守展正、佐藤友子、松尾俊彦(東大院理学系研究科)

11:30-11:50 「赤外放射光を用いた顕微赤外反射分光法による高圧下の固体の電子状態の研究」
                             難波孝夫(神戸大院理)、入澤明典(神戸大院自然)

11:50-12:10 「小型キュービックアンビルによる核共鳴散乱実験」
                            深井 有(物構研)、河内泰三、岡野達雄(東大生産研)

12:10-12:40 総合討論
        「放射光高圧研究の新展開について」

    ======================= 終  了 =======================


* 発表は講演15分(12分)、討論5分(3分)。演題は仮題。

 


 

2008-01-23 by pfw3-admin@pfiqst.kek.jp