PF検出器開発

検出器開発

２００６年　９月１５日更新

[English]（準備中）

ＰＦには、検出器開発のための専用ビームラインはありません。ただし、以下の実験ステーションでは、X線領域での検出器開発や評価のための放射光利用実験が行われています。
各ステーションの詳しい紹介は、見出しのビームライン名のところからリンクされています。

BL-14A

垂直ウィグラーを光源としているため、垂直偏光したビームが利用できる。２結晶分光器の分光結晶を切り替えることにより５ - 82 keVの利用が可能。19keV以下のエネルギーではSi(111)モノクロ結晶＋ミラーによる集光ビーム(V1xH2mm)が利用できる。

ハッチ内には四軸X線回折計が設置され、その回折計架台上に設置する光学ベンチまたは回折計の後方に小型定盤を別個に設置して検出器実験を行う。セットアップにあたっては、担当者と相談のこと。

XASによる入射ビームのエネルギー校正が容易に可能。自動ステージ、精密スリット系、高エネルギーX線用HP-Ge検出器などが利用できる。

BL-14C

BL-14Aと同様に垂直ウィグラーを光源とする。二結晶分光器により7-66keVまでの利用が可能(Si(111)および(220)の切り替えによる)。

3.7 m(L) ×3.7m(W) ×2.9m(H)とハッチが大きいので大型装置の実験に適している。

大型X線干渉計を設置する実験などが行われているので、利用にあたっては担当者と相談が必要。

ここでは紹介していませんが、その他のステーションでも、検出器開発のための実験が行われているか、または、実施が可能です。担当者に確認してください。VUVや軟X線領域での検出器実験については、まず実験に必要なエネルギー領域から実験ステーションを選び、そのステーション担当者とよく相談してください。これらのステーションについては、「ＰＦの実験ステーション・実験装置」のページからご覧下さい。

問い合わせ：岸本俊二 syunji.kishimoto@kek.jp