2012S2-005
外場下共鳴軟X線散乱による構造物性研究

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●基本情報
 ●実験責任者:中尾 裕則(KEK-PF)
 ●課題有効期間:2012/10〜2015/9
 ●実験ステーション:4C, 8A, 11B, 13A, 16A, 3A
 ●関連課題:2009S2-008(共鳴軟・硬X線散乱を相補的に用いた構造物性研究)

●課題の概要
 強相関電子系では、電子の持つ自由度である電荷・スピン・軌道の結晶格子上での多様な振る舞いから、多彩でかつ新奇な物性が発現しており、電子自由度の秩序状態の研究が物性発現機構の解明の糸口と言える。さらに注目すべき伝導特性や分極発現には、遷移金属や希土類金属イオンとイオン周りに配位する酸素などとの軌道混成状態が重要な役割を担っている。加えて、強相関電子系では外場に対して敏感に応答する物性が特徴的であり、外場応答の研究が極めて重要である。そこで本S2課題では、最近 開発・発展させてきた軟X線領域での共鳴X線散乱手法を用い、強相関電子系の物性発現に関わる電子の電荷・スピン、軌道の秩序状態、配位したイオンの電子状態、さらにそれらの外場応答の解明を目指すものである。

●成果発表
 ●論文


 ●PF Activity Report

 ●PFシンポジウム

 ●その他