HOMEトピックス一覧2011年のトピックス_2011.01.06

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SASE-XFEL、ERL、XFEL-O、の計画に関する招待講演が行われました 

 12月7-8日で行われた物構研シンポジウムは国際シンポジウムとして、DESYからEdgar Weckert氏、Heinz Graafsma氏、Henry Chapman氏、APSからYuri Shvyd'ko氏、SPring-8からAlfred Baron氏を招いて行われた。ERL計画の状況説明を河田室長が講演し、cERLから5GeVクラスERLとXFEL-Oの将来ビジョンを説明した。APSのYuri Shvyd'ko氏からは、XFEL-Oの核心部であるダイヤモンド結晶を用いたX線共振器のフィージビリティーに関してその性能評価と戦略を講演し、SPring-8のAlfred Baron氏からは現在SPring-8で展開しているX線非弾性散乱の将来展開において、ERL計画のXFEL-Oに強い期待を講演した。一方、DESYのEdgar Weckert氏からは、DESYで進めているPETRAIIIのプロジェクト、FLASH、ユーロXFELの現状と将来展望、Heinz Graafsma氏からは次世代X線検出器の開発状況、Henry Chapman氏は最新のLCLSのXFELによるコヒーレントX線を用いた微小結晶構造解析のホットデーターの紹介が行われた。このシンポジウムでユーザーの方々にSASE-XFELとERL、XFEL-Oの違いとそれぞれの役割が明確になったと考えられる。

海外からの招待講演者
(左)左からProf. Edgar Weckert (DESY), Prof. Henry Chapman (DESY), 下村理所長(物構研), Prof. Heintz Graafsma (DESY), Prof. Yuri Shvyd'ko (APS), 若槻壮市教授(物構研) (右)植村泰朋教授(コロンビア大)

 

 

 

 

 


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