HOMEトピックス一覧2011年のトピックス_2011.01.14

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日本放射光学会年会・合同シンポジウムでの企画講演=「ERLプロジェクトの現状とその利用への期待」= 

1月7−10日につくば国際会議場(エポカル)で開かれた日本放射光学会年会・合同シンポジウムにおいて、「ERLプロジェクトの現状とその利用への期待」と題する企画講演を行いました。河田室長から全体計画概要の現状説明の後に、主に近未来的にcERLをベースにして展開可能となるコヒーレントTHz光源利用とBNLからG. Lawrence Carr博士に、レーザー逆コンプトン散乱X・γ線源利用研究をKEKの兵藤講師、JAEAの羽島グループリーダーが講演しました。約170名の来聴者があり、会場である大会議室でも立ち見が多数出る盛況で、PF の後継機であるERLの進捗状況への関心の高さと期待を実感しました。

<企画講演プログラム>
1)cERL/5GeV-ERL/XFEL-O計画の概要と開発の現状 (KEK、ERL計画推進室 河田洋)
2)Intense Coherent THz Pulses from the NSLS Source Development  Laboratory Photo-injected Linac and Applications in Ultra-fast Material Dynamics    (BNL、 G. Lawrence Carr)
3)レーザー逆コンプトン微小X線光源によるX線イメージングの応用研究 (KEK、物構研 兵藤一行)
4)レーザー逆コンプトンγ線の現状とcERLでの展開 (JAEA、ガンマ線核種分析研究グループ 羽島 良一)
5)総合討論

 また、BNLからこの企画講演に参加してくださったG. Lawrence Carr博士には、1月11日(火曜日)にKEKの4号館セミナーホールで、コヒーレントTHz光の利用研究に関する展望を、「Characteristics of Coherent THz Pulses Produced as Transition Radiation from the NSLS SDL Photo-injected Linac」のタイトルで講演をして頂きました。 

 

 

 

 

 


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