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着々と進むcERL開発棟の作業
*前段加速空洞のクライオモジュールと2K冷凍機との接続作業 6月末に現場に設置された前段加速超伝導空洞は,引き続いて、加速器施設第3系の仲井准教授のメンバーで整備されて来ている冷凍設備(2Kコールドボックス)との接続作業が7月に行われた。 8月に茨城県による完成検査及び保安検査を受け、無事に完成検査証と保安検査証が発行されている。9月中旬からヘリウム冷却システムを運転開始し、9月末には前段加速クライオモジュールの冷却試験・低電力RF試験を開始する予定である。 |
前段加速空洞のクライオモジュールと2K冷凍機との接続作業 |
*主加速部超伝導空洞の組立作業開始 前段加速超伝導空洞の組立て・設置が終了したことから、加速器研究施設・第3系の古屋教授のグループにより、8月始めから主加速部超伝導空洞の組立作業がERL開発棟のクリーンルームで開始された。まず、二つの9セル空洞を搭載するバックボーン(図のピンク色の部分)を基準として組立てた時、十分な精度(±0.2mm以内)で再現できることを確認した。続いて、超伝導空洞の組立を行なった。具体的には、クリーンルーム内で、2つの9セル空洞、その両端にHOMの吸収体、そしてRFを導入する入力カプラーの組立・取り付けが行われ、現在はクリーンルームの外の準備ルームで、超伝導空洞の温度センサー、磁気シールド、各種配線の整理が行われている。それらの作業が終了後、9月末を目標に全体をクライオモジュールに導入、そしてその組立を完了し10月に現場に設置、高圧ガスの完成検査を10月末に完了することを目指している。その後11月中旬には冷却を開始し、12月初旬には性能テストを行う予定である。 |
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主加速空洞のクリーンルーム内での組立の様子 |