これまでのPFトピックス(2012年)

2014年<- 2013年<-  2012年   ->2011年  ->2010年  ->2009年  ->2008年  ->2007年  ->2006年  ->2005年  ->2004年以前

2012.12.27
  【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第4話「生命ってナンダ?」が公開されました。




 

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2012.12.19
   ビタミンB12などに含まれるイミダゾールが強誘電性や反強誘電性を持つことを発見




JST課題達成型基礎研究の一環として、産業技術総合研究所フレキシブルエレクトロニクス研究センターの堀内 佐智雄研究チーム長、東京大学 大学院工学系研究科 賀川 史敬講師らは、生体物質であるイミダゾール系化合物が、電子材料として期待される強誘電性注1)や反強誘電性といった分極反転機能を持つことを発見しました。

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2012.12.11
   大学共同利用のススメ【第2回】東京理科大学 長嶋研究室




前回、大学共同利用機関は”大学の研究者のための共同利用施設”であることをお伝えしましたが、それ以外にも研究者コミュニティを形成する場としての側面があります。KEKでは、年間でおよそ900件の共同利用実験が行われ、延べ8万人(実人数7500人)に利用して頂いており、大学や研究室間の交流も盛んに行われています。

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2012.11.30
   量子ビーム実験を体験、サマーチャレンジ秋の実習



11月23日(金)、24日(土)、今夏に行われたサマーチャレンジのビーム実習が行われ、大学生24名が参加しました。このビーム実習は昨年から実施され、今年は放射光を利用するフォトンファクトリーに加え、中性子・ミュオンを利用する物質・生命科学実験施設でも行われました。

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2012.11.30
  【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第3話「物質ってナンダ?」が公開されました。




 

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2012.11.30
  大学共同利用機関シンポジウム2012 -万物は流転する- を開催




11月17日(土)、東京国際フォーラムにおいて「大学共同利用機関シンポジウム2012 -万物は流転する-」が開催されました。このシンポジウムは、大学共同利用機関法人である人間文化研究機構(NIHU)、自然科学研究機構(NINS)、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、および情報・システム研究機構(ROIS)を構成する19の大学共同利用機関と、独立行政法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS)、ならびに国立大学法人総合研究大学院大学が、合同で開催しているもので、今回で3回目となります

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2012.11.29
   シリーズ 大学共同利用のススメ【第1回】 奈良女子大学 高エネルギー物理学研究室




大学共同利用機関法人として設置されているKEK。そもそも「大学共同利用」とはどのようなシステムなのでしょうか。 シリーズ「大学共同利用のススメ」では、実際にKEKで研究を行っている研究室、研究者へのインタビューなどを通して、「大学共同利用」についてご紹介します。

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2012.11.15
   半導体炭化ケイ素(SiC)に微量添加された窒素ドーパントの格子位置を決定 ?超伝導体で明らかにする半導体SiCのナノ微細構造?




独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)計測フロンティア研究部門 大久保 雅隆 研究部門長らは、大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構【機構長 鈴木 厚人】(以下「KEK」という)物質構造科学研究所、株式会社イオンテクノセンター【代表取締役社長 石垣 祐紀】(以下「イオンテクノセンター」という)と共同で、超伝導検出器を搭載したX線吸収微細構造分光装置(SC-XAFS)を開発し、ワイドギャップ半導体である炭化ケイ素(SiC)の機能発現に必要な、イオン注入された窒素(N)ドーパント(微量不純物原子)の微細構造解析に成功した。

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2012.11.9
   大学共同利用機関シンポジウム2012「万物は流転する -誕生の謎-」を開催(11/17)



大学共同利用機関法人人間文化研究機構(NIHU)、自然科学研究機構(NINS)、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、情報・システム研究機構(ROIS)を構成する19の大学共同利用機関等と独立行政法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS)は、国立大学法人総合研究大学院大学と合同で大学共同利用機関シンポジウム2012を開催します。

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2012.11.8
  着々と進むcERL開発棟の作業




昨年度末から建設を開始していたcERLの放射線シールドのシールドブロックの設置が9月末に全数完了した。途中、以前に東カウンターホールで使用していた放射線シールドを一部に利用する目論見が崩れたが、機構長を初め、財務、主計、契約の多くの方々の力添いを頂き、大幅に遅延することなく完成した。今後、東西の出入口扉の設置と、塗装の仕上げを行い10月末には完成予定である。 遮蔽体設置の完了を待って、施設部の方々との協力の元、空調機・排気設備・排水設備工事、電気関連工事(照明、交換機、火災報知器、拡声器等)、インターロック関連機器設置及びケーブル敷設工事が開始されている。12月からの主加速空洞のパワーテスト開始に向けて、11月中のそれらの工事完了を目指して、毎週月曜日に工程調整会議を開催している。

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2012.11.1
  日立とKEK リチウム電池や永久磁石用材料の開発に向けた放射光ビームラインを新設




株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)と大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(機構長:鈴木厚人/以下、KEK)は、KEKの放射光科学研究施設(フォトンファクトリー)に、元素周期表のリチウム(Li)からカルシウム(Ca)までの幅広い元素について固体中の化学結合状態を解析できる軟Xビームラインを共同で設置する契約を締結しました。本ビームラインは、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)などの磁性をもつ金属についても解析を行うことができるため、次世代の高性能リチウム電池や永久磁石の研究開発に幅広く適用することができます。

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2012.10.31
   液体を強くはじく表面に半導体を塗布する新しい製膜技術 -有機ポリマートランジスタの高性能化を実現-




独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)フレキシブルエレクトロニクス研究センター【研究センター長 鎌田 俊英】長谷川 達生 副研究センター長、フレキシブル有機半導体チーム 山田 寿一 主任研究員と、電子光技術研究部門【研究部門長 原市 聡】は、液体を強くはじく高はっ水性表面に有機ポリマー半導体溶液を塗布し、材料のロスなく均質に薄膜化する技術を開発した。この塗布技術によって、電子ペーパーなどの情報端末機器に不可欠の高性能な薄膜トランジスタ(TFT)を、従来法よりも著しく簡便に製造できる。

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2012.10.31
   【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第2話「まんが宇宙むかしばなし」が公開されました。




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2012.10.29
   第3回日印シンポジウムでKEK研究者らが発表



9月20日、21日の2日間、在日インド大使館オーディトリアム(東京都千代田区)で、第3回日印シンポジウム(The 3rd India-Japan Symposium on “Frontiers in Science & Technology: Successes & Emerging Challenges)」が開催されました。 このシンポジウムは、インド大使館の協力のもとNPO法人在日インド人科学者協会(ISAJ)が主催したもので、日印の研究者に最新の研究に関する情報交換を行う基盤を提供することを目的に、毎年異なるテーマを取り上げて開催されています。

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2012.10.19
  プラセオジム・ニッケル酸化物の高い酸素透過率の原因を解明 -燃料電池など、性能向上へ-




東京工業大学大学院理工学研究科の八島正知(やしま まさとも)教授と九州大学カーボンニュートラルエネルギー国際研究所/工学研究院の石原達己(いしはら たつみ)教授らは共同で、ガリウムと銅を含むプラセオジム・ニッケル酸化物が高い酸素透過率を持つ仕組みを解明した。この酸化物は、燃料電池材料や酸素透過膜材料として応用が期待されている化合物である。

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2012.10.19
  第4回北海道大学・KEK 連携シンポジウム開催




10月16、17日の二日間、北海道大学(北大)創成科学研究棟にて、北大とKEKとの連携シンポジウムが開催されました。このシンポジウムは北大-KEK連携協力協定に基づき、加速器科学を基盤とした相互連携研究の推進を目的として北大とKEKで毎年開催されているものです。

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2012.10.19
   高木 宏之氏、日本加速器学会 奨励賞を受賞




8月9日、第9回日本加速器学会が行われ、東京大学物性研究所の高木 宏之助教が第8回日本加速器学会奨励賞を受賞しました。 この賞は、若手研究者を主な対象として加速器関連分野の優れた研究に対し贈られるものです。

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2012.10.18
   XAFS講習会 入門編を開催




10月15日から17日の3日間、フォトンファクトリー(PF)にてXAFS講習会が行われ、大学生、大学院生など15名が参加しました。これは放射光利用者の拡大を目的として、これからXAFS(ザフス、X-ray Absorption Fine Structure / X線吸収微細構造)を始めてみようと考えている大学・公的研究機関の研究者やその学生を主な対象とした講習会です。

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2012.10.11
   KEKの提供する小中学生・高校生向けプログラム




KEKでは、理科に興味を抱いていただくことを目的とした小中学生や高校生向けプログラムを用意しています。今回のハイライトでは、その数々のプログラムをご紹介いたします。

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2012.10.4
   胃がんを引き起こすピロリ菌由来の発がんタンパク質




全世界のがん死亡原因の第二位を占める胃がんは、毎年約70万人もの命を奪っています。中でも日本は胃がんの最多発国で、予防や治療に関する研究が盛んに行われています。胃がんの発症に重要な役割を担うピロリ菌は、世界人口の半数以上が感染していると言われています。そして近年、ピロリ菌が産生するタンパク質「CagA」が、胃の細胞内に侵入することでヒトが持っている様々なタンパク質と結合し、それらの機能を撹乱することで胃がんの発症を誘導することが明らかになってきました。胃がん予防の鍵となるタンパク質としてCagAは大きく注目されるようになりました。

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2012.10.4
  人工カプセルでタンパク質の生け捕りに成功




東京大学の藤田 誠教授、自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンターの加藤 晃一教授らは、人工的に作り出した直径7ナノ(ナノは10億分の1)メートルのカプセル内部に、タンパク質を丸ごと閉じ込めることに成功しました。この構造は、大型放射光施設SPring-8およびKEKフォトンファクトリーのビームラインNE3Aで収集した結晶回折データを基に、理化学研究所 放射光科学総合研究センターの高田 昌樹 副センター長、熊坂 崇 副主席研究員のグループにより結晶中での分子構造が解析され、人工カプセルにタンパク質が包み込まれた様子が解明されました。

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2012.10.2
   中井 泉氏、日本分析化学会 学会賞を受賞




9月20日、第61回日本分析化学会の表彰式が行われ、東京理科大学の中井 泉教授が学会賞を受賞しました。 この賞は、分析化学に関する貴重な研究をなし、論文発表した者の中から、特に優秀なものに対し贈られるものです。受賞対象となった研究は「 革新的X線分析技術の開発と物質史への応用 」で、この中のX線イメージングや蛍光X線分析、XAFS分析にはフォトンファクトリー(PF)が利用されています。

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2012.9.28
   【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン開始!






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2012.9.28
   国立大学法人筑波大学に「KEK連携推進室」を開設




KEKは、粒子加速器を研究手段に用いて宇宙・素粒子・原子核・物質・生命の謎を解き明かす加速器科学を推進し、国内外の研究者に対して共同利用・共同研究の場を提供することを目的とする大学共同利用機関法人としてつくばに設立されました。素粒子原子核研究所及び物質構造科学研究所、並びに加速器研究施設及び共通基盤研究施設により、世界最先端の研究を推進しています。

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2012.9.21
  光と熱で電気伝導性・磁性を切り替える分子を開発




筑波大学の大塩寛紀教授、KEK物構研の村上洋一センター長(構造物性研究センター)、熊井玲児教授らは、熱による絶縁体・半導体スイッチと、光による反磁性・量子磁石スイッチの機能を併せ持つ、一次元鎖型金属錯体の開発に成功しました。このように1分子で磁性・電気伝導性を自由に切り替えられる物質は、一次元鎖型化合物としては初めてで、スイッチング機能をもつ分子ワイヤーとして、次世代分子回路への応用が期待されます。

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2012.9.20
   KEKとアステラス製薬、「顧みられない熱帯病」治療のための創薬共同研究開始~放射光を用いたタンパク質の立体構造に基づく薬物設計~




高エネルギー加速器研究機構とアステラス製薬株式会社は、本日、KEKの放射光施設を利用した「顧みられない熱帯病」の治療に向けた創薬の共同研究提携について契約締結しましたので、お知らせいたします。

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2012.9.20
   着々と進むcERL開発棟の作業




6月末に現場に設置された前段加速超伝導空洞は,引き続いて、加速器施設第3系の仲井准教授のメンバーで整備されて来ている冷凍設備(2Kコールドボックス)との接続作業が7月に行われた。 8月に茨城県による完成検査及び保安検査を受け、無事に完成検査証と保安検査証が発行されている。9月中旬からヘリウム冷却システムを運転開始し、9月末には前段加速クライオモジュールの冷却試験・低電力RF試験を開始する予定である。

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2012.9.13
   家庭用燃料電池の効率向上に寄与する原子が完全に混ざり合った新規合金触媒の開発に初めて成功




北海道大学触媒化学研究センターの竹口竜弥准教授の研究グループは、家庭用燃料電池の効率向上に寄与する白金原子とルテニウム原子が完全に混ざり合った新規合金触媒の開発に成功しました。燃料である水素に微量の一酸化炭素が共存しても、新規合金触媒上で一酸化炭素が効率よく除去され、貴金属の使用量を少なくしても、高い効率で燃料電池発電が可能となり、貴金属資源の有効利用を実現しました。また、白金原子とルテニウム原子だけでなく、他の原子についても同様に完全に混ざり合った新たな合金触媒の開発が可能となることから、家庭用燃料電池の分野に限らず、エネルギー環境問題解決へも寄与することが期待されます。

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2012.9.12
   第6回サマーチャレンジ開催される




8 月20日(月)から28日(火)までの9日間にわたり「第6回 大学生のための素粒子・原子核、物質・生命スクール サマーチャレンジ」が開催されました。サマーチャレンジは、KEK、日本中間子科学会、高エネルギー物理学研究者会議、原子核談話会、PF-UA(旧PF 懇談会)が共催するサマースクールで、主に大学3年生を対象に、日本の将来の基礎科学を担う若き知の育成を目的として毎年8月にKEKつくばキャンパスで 開催するものです。この期間、研究最前線で活躍する研究者による講義やKEKの施設見学も行われます。なかでも、演習では研究者から直接指導を受けながら 実験や解析を行い、最後には発表するという研究の一連の流れを体験することができます。

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2012.9.12
  第1回東大新領域・KEK 連携教育シンポジウム開催




9月11日、機構内にて大学院教育における、新たな連携を目指した東京大学大学院新領域創成科学研究科とKEK物構研のコラボレーション・シンポジウムが開催されました。これまでにも「現象の可視化」をテーマにしたシンポジウムなど行われてきましたが、今年度よりKEKの大学等連携支援事業の一環として新たに位置づけられ、双方の研究交流を目的として今回キックオフしました。

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2012.9.11
  文化財科学講演会のご案内 ー放射光・中性子で文化財を探るー




放射光や中性子ビームは、物質のさまざまな特性を非破壊で評価できることから、文化財科学研究においても極めて重要な分析手段として期待されています。放射光については、兵庫県播磨科学公園都市の大型放射光施設SPring-8(スプリング・エイト)をはじめ、茨城県つくば市のKEK Photon Factory(フォトンファクトリー)、佐賀県のSAGA-LSや立命館大学SRセンターなどの放射光施設で研究が行われ、広範な研究分野においてめざましい成果を挙げています。 一方、中性子ビームについても、従来の研究用原子炉から作り出される中性子ビームを用いた分析に加えて、茨城県東海村に建設された大強度陽子加速器施設J-PARC(ジェイ・パーク)による利用も可能になりました。しかし、わが国の文化財科学研究分野における放射光や中性子ビームの利用はいまだ少ない状況です。そこで、文化財科学研究の一層の発展を目指して、SPring-8、Photon Factory、J-PARCの3施設が連携し得られた、これまでの研究成果を紹介する講演会を開催します。

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2012.9.10
   清泉女学院の生徒、KEKで職場体験




8月9日、清泉女学院の高校1年生1名がKEKにて職場体験を行いました。 今回の職場体験では、物質の構造や生命のしくみを研究する放射光科学研究施設フォトンファクトリーを中心に、加速器や実験ホールの見学や、放射光を用いた研究の体験を行いました。

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2012.9.6
   高校生等実習受入事業 全国から中学生・高校生がKEKを訪問




KEKでは、中学生と高校生を対象として、学校では触れにくい研究現場の様子を肌で感じて頂くことを目的とした実習受け入れ事業を行っています。実習では、研究者による講義や科学実験・工作、研究施設の見学など、自然科学への興味が深まることを目標にしたプログラムを組んでいます。スケジュール調整のため、毎年の受け入れ校の募集は前年度末に行っています。今年は、全部で21校の応募があり、全てを受け入れさせていただきました。

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2012.9.3
   KEK一般公開開催 約4,600名が来場




9月2日(日)、KEKつくばキャンパスの一般公開を実施しました。時折激しい雨が降る天候にもかかわらず、約4,600名の皆さまにご来場頂きました。

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2012.8.22
  第6回アジア・オセアニア放射光フォーラム開催




8月8日から10日の3日間、タイの首都バンコクにて、第6回アジア・オセアニア放射光フォーラム(6th Asia-Oceania Forum for Synchrotron Radiation Research (AOFSRR))が開催されました。

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2012.8.14
  ウイルスゲノムRNAの複製に不可欠な分子機構を解明




産業技術総合研究所バイオメディカル研究部門RNAプロセシング研究グループの富田 耕造 研究グループ長らは、ウイルスゲノムRNAの複製開始や分解防止を司る、アデノシンがウイルスゲノムRNA末端に付加されるメカニズムを解明しました。

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2012.7.3
   第2回コンパクトERLサイエンスワークショップ開催




7月30日、31日、機構内にて第2回コンパクトERLサイエンスワークショップが開催されました。コンパクトERLはKEKが次世代放射光源として検討しているエネルギー回収型ライナック(ERL)の実証器として、現在建設が進められている加速器です。 加速器における要素技術の検証を主目的としているコンパクトERLですが、同時にコンパクトERLから生み出される、位相の揃ったコヒーレントテラヘルツ光、微小光源かつ短パルスの高繰り返しであるレーザー逆コンプトン散乱X線源という特徴ある光がサイエンスにどのような可能性をもたらすかということも重要です。このワークショップではコンパクトERLによって行える研究テーマについて議論されました。

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2012.8.1
   強相関物質SrVO3中で電子が受ける動的なポテンシャルの実験的決定に成功




東京大学大学院理学系研究科の吉田鉄平助教、藤森淳教 授、KEK物構研の組頭広志教授らのグループは、電子相関が強い酸化物SrVO3において、伝導電子が他の動き回る電子や格子振動から受ける動的なポテンシャル(自己エネルギー)を実験で決定することに成功しました。

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2012.7.24
   第3回 TIA-nano公開シンポジウム開催




7月19日、一橋講堂(都内)にて、つくばイノベーションアリーナ(TIA-nano)の公開シンポジウムが開催されました。 TIA-nanoは2009年の産学官の共同宣言によりつくばに発足したナノテクノロジーの研究拠点。2012年4月よりKEKも参画し、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構(NIMS)、筑波大学、と合わせた4機関が中核となり、主要企業・大学との連携網を広げ、産学官に開かれた融合拠点として、ナノテクノロジーの産業化と人材育成を進めています。今回の公開シンポジウムは、「TIA-nanoが提案するオープンイノベーションハブ」を全体テーマとして、これまでの成果紹介や、産業界と共に目指すナノテクノロジーの研究開発および研究人材育成の将来像について、議論を行う場として開催され、産学官から350名以上が集いました。

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2012.7.18
  総合研究大学院大学説明会、全国各地で開催される




総合研究大学院大学(総研大)高エネルギー加速器科学研究科の説明会が全国各地で開催されました。

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2012.7.4
  水野 智也氏、第13回原子衝突研究協会 若手奨励賞を受賞




第13回原子衝突研究協会 若手奨励賞を水野智也(みずのともや)KEK物構研特任助教が受賞しました。 この賞は、原子衝突および関連分野で優れた研究を行った若手研究者に対して贈られるものです。原子衝突協会は平成24年度より原子衝突学会に改称、若手奨励賞は昨年度の申請に対するもののため、原子衝突協会として7月27日に表彰式が行われる予定です。

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2012.7.2
   呉 彦霖氏、総研大学長賞を受賞




総合研究大学院大学(総研大)物質構造科学専攻の呉 彦霖 (Yanlin Wu)氏が平成24年度(第3回)総研大学長賞 を受賞されました。4月11日に総研大葉山本部にてポスター発表会が行われ、翌12日に9名の受賞者に対して授賞式が行われました。受賞対象となった研究テーマは「X線多重回折を用いた位相コントラストイメージング法による高感度撮像システムの開発と応用」です。

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2012.6.29
   100億分の1秒で光増感分子の動きを観測 ~太陽電池や光触媒の機能をつかさどる光励起構造を解明~




高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所の佐藤篤志(さとう とくし)研究員、野澤俊介(のざわ しゅんすけ)准教授、足立伸一(あだち しんいち)教授、大学共同利用機関法人自然科学研究機構分子科学研究所の藤井浩(ふじい ひろし)准教授、東京工業大学大学院理工学研究科の腰原伸也(こしはら しんや)教授の研究グループは、100億分の1秒の時間分解能で、太陽電池や光触媒の基礎反応である電子移動のメカニズムを明らかにした。光エネルギーを化学エネルギーに変換する素過程の解明は、今後の材料開発に有益な情報となる。 本研究で用いたポンププローブ法による時間分解X線吸収分光測定は、光照射によって起こる化学反応過程での電子移動や、それに伴う分子構造の変化を観測できる。この手法により、色素増感太陽電池、光触媒、有機ELなどのデバイスが実際に動作している様子を観測することが可能となったため、高効率化などへの進展が期待できる。 本成果は、米国化学学会誌「The Journal of Physical Chemistry C」Vol. 116、2012年6月28日号(オンライン版)に掲載されました。

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2012.6.20
   本格的なポジトロニウムビームの生成に成功-絶縁体の表面分析や基礎研究のための新しいプローブ(探針)が利用可能に-




東京理科大学、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の研究グループ(代表、東京理科大学 理学部物理学科 長嶋 泰之(ながしま やすゆき)教授)は、電子1個と陽電子※21個が束縛し合っているポジトロニウム※3を、エネルギーの揃ったビームとして超高真空中で生成することに成功しました。通常、電荷をもたないポジトロニウムは電場による加速ができませんが、今回、高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所のパルス状陽電子ビームを用いて生成したビームは、1keVを超えるエネルギーにまで自由に加速することが可能です。

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2012.6.18
  直径3 nmの球体が作るカゴメ格子状の化合物




東京工業大学の尾関智二准教授らの研究グループは、モリブデン原子132個と酸素原子504個などからなる、直径約3 nm(ナノメートル、1 nm=10億分の1 m)のポリオキソメタレートイオンがカゴメ格子状に配列した化合物の合成に成功しました。

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2012.6.14
  ケイ素(Si)原子1層のシート"シリセン"の合成に成功




北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)のアントワーヌ・フロランス助教、高村由起子准教授らのグループは、ケイ素(Si)原子1層から成るシリセンを、世界で初めてSiウェハー上に大面積の合成に成功しました。 原子一層の結晶では炭素から成るグラフェンが知られており、電気伝導、熱伝導が非常に高いなど、物理的・電子的に新奇な特性を示します。このシリコン版ともいえるシリセンは、その安定構造が1994年に理論的に示され、世界的に研究が行われました。

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2012.5.31
   正常な細胞分裂に不可欠なタンパク質の機能と構造を解明




京都大学大学院薬学研究科の中山和久(なかやま かずひさ)教授、高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所の若槻壮市(わかつき そういち)教授らの共同研究グループは、細胞分裂の最終段階で1つの親細胞が2つの娘細胞に分離する過程(細胞質分裂という)の調節の鍵となるタンパク質複合体(ARF6-MKLP1複合体)の立体構造と機能を解明しました。 本研究成果は、5月30日付の科学雑誌「EMBO Journal(ヨーロッパ分子生物学機構雑誌)」に掲載されます。

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なお、これに関連する研究成果が6月27日付けのハイライト「 正しい細胞分裂を司るタンパク質」にも掲載されています。

   
2012.5. 29
   新たな電気分極発現原理を有機強誘電体で実証 ―高機能な強誘電体実現に向けて期待される電子移動機構―




大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK) 物質構造科学研究所の研究グループ(構造物性研究センター・小林賢介(こばやし けんすけ)研究員、熊井玲児(くまい れいじ)教授、村上洋一(むらかみ よういち)センター長)は、独立行政法人産業技術総合研究所(産総研) フレキシブルエレクトロニクス研究センター フレキシブル有機半導体チーム・堀内佐智雄(ほりうち さちお)研究チーム長、国立大学法人東京大学(東大) 大学院工学系研究科物理工学専攻 量子相エレクトロニクス研究センター・賀川史敬(かがわ ふみたか)特任講師、国立大学法人東京大学 大学院工学系研究科物理工学専攻 量子相エレクトロニクス研究センター・独立行政法人理化学研究所(理研) 基幹研究所強相関量子科学研究グループ グループディレクター・十倉好紀(とくら よしのり)教授と共同で、有機強誘電体の電気分極の大きさと方向が分子間の動的な電子移動によって決定される新たな分極発現機構を、電気分極測定と放射光X線回折実験を通じて明らかにした。


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2012.5.8, 9
   根岸英一教授×ERL 21世紀のサイエンスを語る




3月14日、つくば国際会議場にてERLシンポジウムが開催されました。ERL(エネルギー回収型ライナック)は次世代の放射光源としてKEKを中心に計画している新型の加速器で、ERLが実現すればサイエンスの可能性は大きく拓かれます。このシンポジウムでは、今後のサイエンスについて、第一線で活躍している研究者が一堂に会し、議論が展開されました。その中で特別基調講演をされた、2010年ノーベル化学賞受賞者である根岸英一教授(米国パデュー大学)のインタビューをお送りします。

-> 続きはハイライト(前編)(後編)をご覧下さい。

   
2012.5.2
  レアメタルフリー構成のナトリウムイオン蓄電池の実現につながる研究成果




東京理科大学・総合研究機構藪内直明(やぶうちなおあき)講師、同・理学部第一部応用化学 科駒場慎一(こまばしんいち) 准教授らの研究グループは、ナトリウムイオン電池用電極材料と してレアメタルを必要としない新規鉄系層状酸化物の合成に成功し、その研究成果に関して英国科 学雑誌『Nature Materials』(http://www.nature.com/nmat/) において発表されます。

-> 続きは東京理科大学プレスリリース(東京理科大学へのリンク)をご覧下さい。

 また、この成果に関連したトピックスが5月9日付け物構研トピックス「レアメタルフリーの新規電極材料開発に成功」として掲載されています。

   
2012.5.2
  均一性・可逆性に優れたグラフェンの酸化法




ノースウェスタン大学(米国)、群馬大学、東京大学物性研究所、理化学研究所を含む国際共同研究チームは、炭素結晶であるグラフェンを可逆的に酸化する新しい方法を開発、走査型トンネル顕微鏡( STM )とフォトンファクトリー(PF)のX線光電子分光によって確かめました。

-> 続きは物構研トピックスをご覧下さい。

   
2012.4.26
   山元公寿氏、木口学氏、文部科学大臣表彰を受賞




4月17日、文部科学省による平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰の表彰式が行われ、KEKフォトンファクトリー(PF)を共同利用した研究により、東京工業大学資源化学研究所の山元公寿(きみひさ)教授が科学技術賞(研究部門)を、東京工業大学大学院理工学研究科の木口 学准教授が若手科学者賞をそれぞれ受賞しました。

-> 続きは物構研トピックスをご覧下さい。

   
2012.4. 24
   フォトンファクトリー30周年 これまでとこれから




フォトンファクトリー(PF)が誕生してから、今年で30年。X線領域の放射光を発生する放射光源としては日本で最初のものでした。初めて放射光を取り出すことに成功したのは1982年3月。以来、加速器の技術進歩と共に放射光の質も向上し、今では物質科学・生命科学の幅広い分野の研究者が世界中から毎年3,000名以上訪れています。3月15日、つくば国際会議場にて行われた第29回PFシンポジウムにて、PF初代施設長の高良和武(こうら かずたけ)KEK名誉教授、PF測定器研究系(現在の放射光科学研究系)初代主幹であり2代目 PF施設長の佐々木泰三(ささき たいぞう)KEK名誉教授らによる30周年記念講演が行われました。

->詳しくKEKハイライトをご覧下さい。

   
2012.4.12
   3泊4日の科学体験 サイエンスキャンプDX




3月19日(月)から22日(木)にかけて、独立行政法人 科学技術振興機構が主催するスプリングサイエンスキャンプDXがKEKつくばキャンパスで開催され、全国から20名の高校生が集まりました。サイエンスキャンプは、研究開発の現場で活躍する研究者・技術者による指導を行う科学技術体験合宿プログラムです。今年度から新設された「DX」はdeepen & extendの意味で、通常のサイエンスキャンプよりも1日長い3泊4日で、より深く学ぶことができるようになっています。

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2012.4.10
   水中のタンパク質分子のねじれ運動を動画として観測することに成功 -タンパク質の分子機能解析を生体に極めて近い環境で実現する新技術-




韓国科学技術院(KAIST)のHyotcherl Ihee(イ ヒョッチョル)教授らの研究グループは、高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所の足立伸一(あだち しんいち)教授、東京工業大学大学院理工学研究科の腰原伸也(こしはら しんや)教授、および米国シカゴ大学の研究グループとの共同研究により、X線を用いて、水中のタンパク質分子のねじれ運動を100億分の1秒の時間精度で動画観測することに初めて成功した。

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2012.4.10
   KEK物理学シリーズ5巻「物質科学の基礎」出版




KEKで行われている研究を大学生・大学院生に紹介する「KEK物理学シリーズ」の第5巻、物質科学の基礎編が出版されました。 私たちの生活は、携帯電話やパソコンなど精巧で軽便な電子機器に満ち溢れています。この基盤はニュートン的世界観を越えた量子力学に他なりません。これが物質科学と結合し発展することにより現代文明を担っています。本著は大学理工学部、理学部の3,4年生を主な対象として、物質科学と現代化学との関わり、物質の構造がどのように物性として現れるかを通覧する参考書です。

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2012.4.5
   KEK-北海道大学連携シンポジウム 開催




3月29日、30日機構内にて、KEKと北海道大学の連携シンポジウムが開催されました。KEKと北海道大学は2010年に締結した連携協定の下、連携ワークショップ等を開催してきました。本シンポジウムもその一環として行われ、今回は初めてKEKで開催されました。

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2012.4. 5
   PF User Association (PF-UA)が発足しました。佐藤衛会長のご挨拶も掲載されています。





->詳しくPF-UAのページをご覧下さい。

   
2012.4.3
   DESY-KEK 共同ワークショプ開催




3月20日(火)、ドイツ ハンブルグ市のドイツ電子シンクロトロン研究所(DESY)にて、DESY-KEK共同ワークショップが開催されました。これは、これまで両研究機関が定期的に行ってきたコラボレーションミーティングを発展させたもので、両者間の主な研究領域をカバーする初めてのワークショップです。

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2012.4.2   
平成23年度 物構研定年退職者 記念講演会開催





3月22日、機構内にて物構研退職者記念講演会が行われました。平成23年度をもって定年退職されたのは、飯田厚夫教授、池田進教授、小出常晴准教授、小林克己教授、前澤秀樹教授です。

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2012.3.28
   新規人工設計タンパク質の立体構造を解明




信州大学ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点の新井亮一助教らのグループは、米国プリンストン大学Michael H. Hecht教授らとの国際共同研究により、新規人工設計タンパク質WA20の新奇な"クロスヌンチャク型"立体構造を解明しました。これは、天然にはないアミノ酸配列を新規にデザインした人工設計タンパク質WA20の立体構造をフォトンファクトリーのBL-5Aを利用したX線結晶構造解析法等により解明したもので、タンパク質の構造構築原理を理解するための基礎研究に寄与すると共に、今後、ナノバイオ分子として利用し、ナノ構造構築やナノバイオファイバー創製への応用も期待されます。

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2012.3.28   
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構のつくばイノベーションアリーナへの参加について





つくばイノベーションアリーナ(TIA-nano)では、日本が21世紀のナノテクノロジー産業の推進役として世界をリードすることを目的として、国の支援のもと、つくばにおいて世界最先端のナノテクノロジー研究開発拠点の整備・拡充に取り組んでいます。
このたび、TIA-nanoの中核機関である独立行政法人産業技術総合研究所、独立行政法人物質・材料研究機構、国立大学法人筑波大学に加え、新たに大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構が中核機関として参加することになりました。今後はこれら4機関を中核として世界的なナノテクノロジー研究・教育拠点活動を推進していきます。

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2012.3.21   
第2回ERLシンポジウム開催



3月14日、つくば国際会議場にて、次世代放射光光源であるエネルギー回収型ライナック(ERL)によって可能となるサイエンスに関する第2回ERLシンポジウム-持続可能な社会に向けて-が開催され、国内外の研究者199名が集いました。

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2012.3.21
   再生可能エネルギーについて考えるサイエンスカフェ開催




3月17日(土)、つくば市民大学にて、サイエンスカフェ「身近な水が再生可能エネルギーになる!? -人工光合成が拓く未来-」が開催されました。このイベントは日本学術会議化学委員会、科学技術振興機構 さきがけ「光エネルギーと物質変換」研究領域、東京応化科学技術振興財団の主催により、KEKの足立伸一物構研教授が講師を務めました。当日はあいにくの雨天でしたが、小学生から大人まで約30名が参加しました。

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2012.3.19
   産業界へ放射光利用を拡大 XAFS講習会開催




3月12日から14日にかけて、フォトンファクトリー(PF)にてXAFS講習会が行われました。これは放射光の産業利用促進を目的に、XAFS(ザフス、X-ray Absorption Fine Structure / X線吸収微細構造)の理論や実験の基礎講義に加えて、利用方法についての実習を交えて実際の測定を体験する講習会です。

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2012.3.13
   KEK-TRIUMF ERLに関する技術研究会 開催




3月10日、カナダのトライアンフ研究所(TRIUMF)にて、エネルギー回収型ライナック(ERL)の実現に向けた技術研究会が行われました。 ERLはフォトンファクトリーの次世代光源として計画されている加速器で、その実証器にあたるコンパクトERL(cERL)の建設が現在すすめられています。一方、TRIUMFでもERLの建設が計画されており、共通する技術開発について情報交換し互いに向上していくために研究会が設けられました。

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2012.3.13   
キログラムの再定義へ アボガドロ定数を高精度で計測



独立行政法人・産業技術総合研究所(理事長 野間口 有)計測標準研究部門(研究部門長 三木幸信)は、フランス、イタリア、オーストラリア、ドイツ、イギリス、アメリカ合衆国、欧州委員会の計量標準研究機関との国際研究協力(アボガドロ国際プロジェクト)により、アボガドロ定数をこれまでより一桁良い精度である3.0×10-8で決定しました。

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2012.3.12   
半正多面体から星形多面体をかたちづくる -ひとりでに組み上がり形状変換できる立体分子-



プラトンの立体(正多面体)やアルキメデスの立体(半正多面体)の形を持つ分子は、多く の化学者の興味を引き、その人工合成が達成されてきている。本研究では、複雑な構造ゆ えに合成が難しかった凸型の表面を持つ「星形多面体」を自己組織化によって100%の効率 で作り出した。鍵となる手法は、立方八面体型の分子(アルキメデスの立体の一種)を一度 作り、この分子に突起部を付け加えることで星形化した立方八面体に変換する合成法であり、 また突起部を除くことで元の立方八面体に戻すこともできた。

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2012.3.6
   フォトンファクトリー30周年のお知らせ




高エネルギー加速器研究機構(KEK)の放射光科学研究施設フォトンファクトリー(PF)は、2012年3月に初めて放射光の取り出しに成功し稼働開始してから30周年を迎えます。これを記念し今回のPFシンポジウムでは、これまでPFに深くかかわった研究者による30周年記念講演を行います。

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2012.3.5
   トポロジカル絶縁体の表面ディラック電子を自在に制御




東北大学大学院理学研究科の佐藤宇史(たかふみ)准教授、同原子分子材料科学高等研究機構の高橋隆教授、および大阪大学産業科学研究所の瀬川耕司准教授と安藤陽一教授のグループは、新しい電子素子の材料として注目されている「トポロジカル絶縁体」の性質の鍵を握る「ディラック電子」のキャリアを自在に制御することに成功しました。この成果は、次世代の超高速コンピュータや画期的省エネルギー電子機器を支えるスピントロ二クス技術とその産業化に大きく貢献することが期待されます。

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2012.3.1
   光合成機能をもつ有機分子が働く瞬間を直接観察




東京工業大学大学院理工学研究科の星野学研究員、腰原伸也教授、植草秀裕准教授、高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所の足立伸一教授、大阪大学大学院工学研究科の福住俊一教授、大久保敬特任准教授の研究グループは、光合成機能を持つ有機分子が、吸収した光エネルギーを化学エネルギーに効率よく変換し、かつ長時間エネルギーを保持し得る状態になることを、KEK放射光科学研究施設(PF-AR)を用いたポンププローブX線回折法と単結晶X線構造解析による分子及び結晶構造の直接観察によって立証した。

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2012.2.27   
駐日インド大使ら、KEKを視察



2月20日(月)、駐日インド大使のAlok Prasad氏および在日インド大使館科学技術参事官のChadaram Sivaji氏がKEKを視察し、共同研究・研究協力について意見交換を行いました。

KEKとインドは二国間における研究者や関係者の協力を一層強いものとするために科学的、技術的協力に関する覚書を締結しており、KEKのフォトンファクトリーにはインド人研究者専用のビームラインが設置されています。今回、フォトンファクトリーのインドビームラインBL-18Bや、アップグレード中のKEKBおよびBelle測定器を視察しました。ビームラインでは、インドによって整備された装置類を見学し、そこで行われている実験や今後の研究内容に関するインド人研究者の説明について熱心に耳を傾けていました。

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2012.2.17   
ウイルスから学ぶ太古生命体のRNAワールド



毎年この時期になると、寒さと乾燥からインフルエンザが流行し始めますね。インフルエンザはインフルエンザウイルスが体内に入り、感染、増殖することで身体に様々な作用を引き起こしますが、一般にウイルス単独では増殖できず、感染させる生物(宿主)のタンパク質を利用し初めて増殖する機能を持ちます。この、生物と無生物の間のような存在のウイルスから、最も原始的な生命の姿が垣間見えるような研究成果が発表されました。

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2012.2.16
   第2回インド加速器関連研究所‐KEK所長級会合開催




2月8日(水)、9日(木)の2日間、サハ原子核研究所(インド コルカタ市)において、インドの加速器関連研究所6機関の所長らと機構長をはじめとするKEK代表団が一堂に会し、第2回India-KEKコラボレーション・ミーティングが開催されました。 KEKは去る1月23日(月)にインド原子力エネルギー省(DAE)との間で共同研究・研究協力の促進に関する覚書を締結しています。今回の会合ではこの覚書で定められている「高エネルギー実験」「測定器開発」「放射光科学」「加速器開発」の4つの研究領域のサブグループに分かれ、共同研究の詳細について具体的な議論が行われました。

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2012.1.31
   さまざまな物理・生命現象を可視化 ビジュアライゼーションシンポジウム開催




1月23日、KEKと東京大学の共催により、「現象の可視化」をテーマにした計算科学と実験科学のコラボレーション・シンポジウム「第6回学融合ビジュアライゼーションシンポジウム」が機構内にて開催されました。このシンポジウムは物質科学、生命科学、素粒子物理学などの各分野で行われている、計測・解析・シミュレーションなどの可視化手法を先鋭化、融合することにより、新たな研究分野を推進していくことを目的に行われています。

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2012.1.31
   豊田智史氏、日本放射光学会奨励賞を受賞




1月7日、鳥栖市民文化会館にて開催された第25回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウムにて、豊田 智史氏(東京大学放射光研究連携機構・特任助教)が日本放射光学会奨励賞を受賞しました。この賞は、日本放射光学会員である35歳未満の若手研究者を対象に、放射光科学に関する優れた研究成果に対して授与されるものです。

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2012.1.27   
鹿久保隆志氏、網野直也氏、小澤健一氏 CERI最優秀発表論文賞を受賞



2011年12月1日、北九州国際会議場にて開催された第23回エラストマー討論会において、第9回CERI(一般財団法人・化学物質評価研究機構)最優秀発表論文賞の表彰式が行われ、横浜ゴム株式会社の鹿久保(かくぼ)隆志氏・網野直也氏、東京工業大学の小澤健一助教が受賞しました。この賞は社団法人・日本ゴム協会主催の年次大会・討論会にて研究発表されたものの中から、化学物質の評価・管理に関連分野において科学技術の進歩・発展に貢献する優れた発表をした者に対し贈られるものです。

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2012.1.24   
小惑星探査機「はやぶさ」分析、サイエンス誌の10大成果に選ばれる



12月23日、アメリカの科学雑誌Scienceが「2011年の科学分野における10大成果」を発表し、その第2位に小惑星探査機「はやぶさ」の初期成果が選ばれました。小惑星イトカワから持ち帰られた約50粒の微粒子の初期分析がフォトンファクトリー(PF)のビームラインBL-3Aで行われました。8月25日には、PFなどで分析した結果の他、5編の論文とともにScienceに「イトカワ特集号」として小惑星イトカワの形成史が掲載されました。

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2012.1.24
   「マルチフェロイック薄膜」に生じる大きな電気分極の起源を解明




強磁性と誘電性を同時にもつ物質「マルチフェロイック物質」は、磁場で電気分極を制御したり電場で磁化を制御したりできることから、室温での磁化の電場制御など多くの応用が期待されている。 東京大学と理化学研究所のグループ(東京大学大学院工学系研究科・和達大樹(わだち ひろき)特任講師、理化学研究所物質機能創成研究領域交差相関物性科学研究グループ・中村優男(なかむら まさお)基幹研究所研究員、東京大学大学院工学系研究科・川崎雅司(かわさき まさし)教授、東京大学大学院工学系研究科・十倉好紀(とくら よしのり)教授)は昨年、マルチフェロイック性を示すマンガン酸化物薄膜(マルチフェロイック薄膜)作製に成功した。

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2012.1.18
   構造生物学から構造生命科学へ 日本学術会議公開シンポジウム開催




1月9日(月)、日本学術会議(東京都港区)にて「先端的異分野融合を核とした構造生命科学の飛躍に向けて」と題した公開シンポジウムがおこなわれました。これは日本学術会議 基礎生物学委員会 生物物理学分科会の主催により、日本分子生物学会、日本生化学会、日本生物物理学会など33もの学会の協賛を得て行われたものです。構造生物学の他、医学、薬学、生化学、分子遺伝学、基礎生物学など多分野にわたる大学や企業の研究者、文部科学省関係者、学生など322名が参加しました。

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2012.1.16
   KEKキャラバン、11月は神奈川、埼玉、京都、茨城で実施




KEKキャラバンでは学校や社会施設などで行われる授業のサポートとして、地方自治体、NPO等の団体が企画する講習会や勉強会などに講師を派遣しています。11月は、神奈川、埼玉、京都、茨城(3か所)で実施しました。

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2012.1.16
  
竹村謙一氏 日本高圧力学会賞を受賞




2011年11月10日(木)に沖縄キリスト教学院大学(沖縄県中頭郡西原町)で開催された第52回高圧討論会において、長年KEKのフォトンファクトリーを用いて研究を行った竹村謙一氏(物質・材料研究機構先端材料プロセスユニット主席研究員)が日本高圧力学会賞を受賞しました。この賞は高圧力の科学・技術の進歩に貢献し、内外から高い評価を受ける顕著な研究成果を収めた研究者に贈られるものです。

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