これまでのPFトピックス(2013年)

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2013.12.26
   光ビームプラットフォーム


PFをはじめとする先端的な研究施設がプラットフォームを形成し、広く産業界に利用していただくための新しい枠組みである「光ビームプラットフォーム」のサイトが公開されました。

-> 詳細は「光ビームプラットフォーム」のサイトをご覧下さい。



2013.12.26
  物構研特別シンポジウムを開催



12月17日、KEK小林ホールにて、物構研特別シンポジウム「物質・生命科学における大学共同利用 ~物構研のあり方を問う~」が開催されました。

-> 続きは物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.12.13
  京都大学・北川宏教授が物構研で講演 ~元素融合で新物質を~



12月9日、物構研コロキウムとして、京都大学大学院理学研究科・化学専攻の北川宏教授による「元素間融合を基軸とする新物質創成と機能性材料開発」と題した講演が行われました。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.12.4
   第2回タンパク質結晶構造解析初心者向け合同講習会を開催



11月28日、フォトンファクトリー(PF)にて、タンパク質結晶構造解析のための講習会が行われ、企業や大学の研究者20数名が参加しました。

この講習会はKEK物構研の構造生物学研究センター、文部科学省の創薬等支援技術基盤プラットフォーム事業が主催するもので、タンパク質の構造解析を始めたいと思われる方を対象とし、どのように結晶化を行うか、放射光ビームラインで得たデータを解析するかを、講義と同時に参加体験のできる講習会です。日進月歩のタンパク質結晶構造解析技術ですが、タンパク質の構造決定は実際以上に難しいものと考えられています。構造解析の代表的手法「X線結晶構造解析」を体験し、放射光利用を各分野の研究に有効活用していただきたいと企画されました。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.12.2
   文部科学省「情報ひろば」において企画展示を開催 ~加速器科学の過去・現在・未来~

大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構(機構長:鈴木厚人、以下「KEK」という。)は、文部科学省「情報ひろば」において、KEKの推進する「加速器科学の過去・現在・未来」をテーマとして、KEKにおける研究活動の基盤である「加速器」に関する企画展示を行います。

-> 詳細はプレスリリースをご覧下さい。

   
2013.12.2
   【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第14話「ミュオンと第2章まとめ」が公開されました。


-> 詳細はカソクキッズをご覧下さい。



2013.12.2
  TYLスクール理系女子キャンプ(2014/4/3,4;KEKつくばキャンパス)の参加者を募集しています。




KEKでは、男女共同参画推進室と日仏事業Toshiko Yuasa Laboratory(TYL)の協力により、毎年理系分野を目指す女子高校生を対象に、「理系女子キャンプ」を開催しています。本キャンプは、理系女子という進路について考えるとともに、KEKの施設見学などを通じてビッグサイエンスの現場を体験し、そこで活躍する女性研究者・エンジニア等とも交流してもらおうという企画です。

-> 続きはイベントをご覧下さい。

   
2013.11.29
  大学共同利用機関シンポジウム2013 -万物は流転する- を開催



11月16日(土)、東京国際フォーラムにおいて「大学共同利用機関シンポジウム2013 -万物は流転する-」が開催されました。このシンポジウムは、大学共同利用機関法人である人間文化研究機構(NIHU)、自然科学研究機構(NINS)、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、および情報・システム研究機構(ROIS)を構成する19の大学共同利用機関と、独立行政法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS)、ならびに国立大学法人総合研究大学院大学が合同で開催しているもので、今回4回目となります。

-> 詳細はKEKトピックスをご覧下さい。

   
2013.11.28
   Photon Factory News Vol. 31 No. 3 NOV 2013がウェブに掲載されました。



 

-> 詳細はPFニュースをご覧下さい。

   
2013. 11.28
   京都大学・山田重人教授が物構研で講演 ~放射光でヒトの発生を観る~

11月15日、物構研コロキウムとして、京都大学大学院医学研究科・先天異常標本解析センターの山田重人教授による「発生解剖学から発達を考える~放射光のヒト胎児・胚子三次元イメージングへの応用」と題した講演が行われました。

-> 詳細は物構研ピックスをご覧下さい。

   
2013. 11.26
   PFユーザーの佐藤友子氏、日本高圧力学会奨励賞を受賞


日本高圧力学会の2013年度奨励賞にフォトンファクトリーを利用して顕著な成果を上げている佐藤友子氏(広島大学 大学院理学研究科)が選出され、 11月14日(水)~16日(金)に行われた第54回高圧討論会総会にて表彰されました。奨励賞は高圧力の科学・技術の進歩に貢献した若手研究者・技術者2名までに授与されるものです。

-> 続きは物構研ピックスをご覧下さい。

2013.11.21
  反射高速陽電子回折法によりシリセンの構造決定に成功




高エネルギー加速器研究機構(以下「KEK」)物質構造科学研究所(以下「物構研」)の兵頭俊夫特定教授らのグループと日本原子力研究開発機構(以下「原子力機構」)先端基礎研究センターの河裾厚男研究主幹のグループ、および東京大学物性研究所(以下「東大物性研」)の松田巌准教授による共同研究および共同利用研究(研究代表:原子力機構・深谷有喜研究副主幹)は、結晶最表面の原子配置を精度よく決定できる反射高速陽電子回折法を用いて、銀単結晶表面上に形成したシリコンの原子1層からなる"シリセン"の構造を調べました。その結果、炭素原子1層からなる平面状のグラフェンと異なり、凹凸のある構造(バックリング構造)であることを初めて実験的に確認しました。

-> 続きはプレスリリースをご覧下さい。

   
2013.11.21
  コンパクトERL放射線主任者試験に合格



「コンパクトERL」の放射線主任者検査が行われ、無事合格致しました。これにより、来週からの調整のための運転が予定通り開始されます。

-> 詳細はERL計画推進室のホームページをご覧下さい。

   
2013.11.12
   放射光実験を体験、サマーチャレンジ秋の実習



11月9日(土)、10日(日)、今夏行われたサマーチャレンジの学生らが再び集まり、フォトンファクトリーにて放射光を用いたビーム実習が行われました。

-> 詳細は物構研ピックスをご覧下さい。

   
2013. 11.7
   ERL開発棟の周回部建設状況

マグネットの精密アライメントが9月末に終了したcERLでは、真空ダクトの設置作業や、放射線変更申請に伴う加速器のビームラインに沿ったシールドの設置等の作業が精力的に行われています。真空ダクトを設置するために、4極電磁石は二つ割にし、そこに真空ダクトを順番に設置しています。真空ダクトの設置と並行して、モニター等の設置、ケーブル配線作業、そして放射線シールド、インターロック作業を行い、11 月中旬には自主検査を含めて周回部建設を完了するスケジュールで作業が進められています。

-> 詳細はERLトピックスをご覧下さい。

   
2013. 11.6
   星野 学氏、日本結晶学会進歩賞を受賞


東京工業大学大学院理工学研究科物質科学専攻・産学官連携研究員(KEK物質構造科学研究所協力研究員)の星野学氏が、平成25年度の日本結晶学会進歩賞を受賞しました。この賞は結晶学の進歩発展に寄与し、優秀な研究を発表した35歳未満の研究者に授与されるものです。

-> 続きは物構研ピックスをご覧下さい。

   
2013.10.16
  清泉女学院の生徒2名、KEKで職場体験




8月9日(金)、清泉女学院中学高等学校の高校1年生2名がKEKにて職場体験を行いました。今回の職場体験では、KEKコミュニケーションプラザ、放射光科学研究施設フォトンファクトリー(PF)、Belle測定器の3カ所を見学しました。

-> 続きはKEKピックスをご覧下さい。

   
2013.10.15
  安価で高性能なハードディスクドライブ(HDD)記録媒体の実現可能性



国立大学法人筑波大学(以下「筑波大学」という)数理物質系 新関智彦助教(現東北大学)、柳原英人准教授、喜多英治教授らのグループは、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(以下「KEK」という)物質構造科学研究所・構造物性研究センター 中尾裕則准教授、国立大学法人北海道大学大学院(以下「北海道大学」という)理学研究院 小池和幸教授らとともに、量産に適した成膜手法であるスパッタリング法を用いて、良質なコバルトフェライト単結晶薄膜を作製することに世界で初めて成功しました。この薄膜について磁気特性および結晶構造の評価を行ったところ、白金等の貴金属を含む磁性材料に匹敵する強い垂直磁気異方性を有することを見出しました。

-> 詳細はプレスリリースをご覧下さい。

   
2013.10.4
   大学共同利用機関シンポジウム2013『万物は流転する 因果と時間』が11月16日に開催されます。



大学共同利用機関は、多種多様な研究分野における『全大学の共同利用の研究所』として個々の大学の枠を越えた共同研究を推進する世界に誇る我が国独自の研究機関です。 このたび、大学共同利用機関が日々行っている最先端の研究をより多くの全国の皆様に知って頂き、ご理解とご支援をいただくための取り組みの一環として、本シンポジウムを開催する運びとなりました。 今回のシンポジウムでは大学共同利用機関が行ってきている研究の成果を分かりやすく講演いたします。 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

-> 詳細は大学共同利用機関シンポジウムをご覧下さい。

   
2013. 10. 3
   ウインターサイエンスキャンプ in KEK「加速器って何だ?素粒子から身近な物質までを探る」

サイエンスキャンプは、科学技術振興機構(JST)が「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」の一環として実施している、本格的な実験や実習を主体とした科学技術体験合宿プログラムです。 camp_kek.jpg KEKのサイエンスキャンプでは、素粒子を探究し物質の構造を明らかにする研究現場を訪れ、研究者との交流を通じて研究の進め方や楽しさを体験します。実習では、基礎的な実験を通して測定機器の製作、調整、データ取得、データ整理、成果発表などを行います。

-> 詳細はサイエンスキャンプをご覧下さい。

   
2013. 10.1
   【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第11話「宇宙を見る~前編」が公開されました。


-> 詳細はカソクキッズをご覧下さい。

   
2013.9.20
  高性能光源開発のための研究会を開催




9月18日から19日まで、機構内にて、フォトンファクトリー(PF)研究会「極短周期アンジュレータと新しい高性能光源加速器の開発」が開催されました。 PF研究会は放射光科学の研究推進を目的に、全国の研究者から提案を募り、開催される研究会です。今回は高輝度放射光を発生させるためのアンジュレータの最先端の開発状況と展望、そして併せて開発される光源加速器をテーマに、機構内外から50名以上の研究者が集いました。

-> 続きは物構研ピックスをご覧下さい。

   
2013.9.18
  第7回 サマーチャレンジ開催される



8月16日(金)から24日(土)までの9日間にわたり「第7回 大学生のための素粒子・原子核、物質・生命スクール サマーチャレンジ」が開催されました。サマーチャレンジは、KEK、日本中間子科学会、高エネルギー物理学研究者会議、原子核談話会、PF-UAが共催するサマースクールで、主に大学3年生を対象に、日本の将来の基礎科学を担う若き知の育成を目的として毎年8月にKEKつくばキャンパスで開催するものです。この期間、研究最前線で活躍する研究者による講義やKEKの施設見学も行われます。なかでも、演習では研究者から直接指導を受けながら実験や解析を行い、最後には発表するという研究の一連の流れを体験することができます。今年は全国57大学から約90名の大学生が参加しました。

-> 詳細はKEKトピックスをご覧下さい。

   
2013.9.18
   高校生等実習受入事業 この夏、岩手県立盛岡第一高等学校 他8機関が参加



7月4日(木)から8月8日(木)の間に、9機関延べ345名の高校生ら(引率含む)が実習受入事業に参加しました。 実習受入事業はKEKが毎年全国の高校生及び中学生を対象に実施している事業です。【見学】、【講義】、【実習】で構成しており、参加した生徒たちは猛暑にも関わらず終日熱心に取り組んでおりました。

-> 詳細はKEKトピックスをご覧下さい。

   
2013. 9. 13
   KEKつくばキャンパスで一般公開2013を開催

9月8日(日)、KEKつくばキャンパスの一般公開を開催しました。時折、強い雨脚となるあいにくの天候にもかかわらず、約4300名の方々にご来場いただきました。

-> 詳細はKEKトピックスをご覧下さい。

   
2013. 9.11
   「イノベーションフォーラムinつくば2013」の開催に協力


8月21日(水)~22日(木)の2日間、KEKは筑波学園都市50周年記念事業として茨城県やつくば市等が企画した「イノベーションフォーラムinつくば2013」内のプログラム「つくばサイエンスクエスト」に協力し、参加した高校生に講義や施設案内を行いました。

-> 詳細はKEKピックスをご覧下さい。

   
2013.9.6
  量子ビームによる物質科学を推進、LPBMS2013開催




2013年8月28日から31日まで、つくば国際会議場にて国際会議LPBMS2013("Light and Particle Beams in Materials Science")を開催しました。 LPBMSは、放射光、中性子、ミュオン、低速陽電子などの量子ビームの利用を軸に、最先端の物質科学の研究成果を議論する会議です。本会議の前身は、1994年から開催されてきた放射光を用いた物質科学の国際会議SRMS (Synchrotron Radiation in Materials Science)で、前回は2010年にイギリスで行われました。今回、KEK物質構造科学研究所が主催することを機に、放射光に限らず量子ビーム全般をカバーする会議に拡張され、初めてつくばで開催されました。

-> 続きはKEKピックスをご覧下さい。

   
2013.9.2
  【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第11話「炭素と分子と高分子~」が公開されました。



 

-> 詳細はカソクキッズをご覧下さい。

   
2013.8.20
   Photon Factory News Vol. 31 No. 2 AUG 2013がウェブに掲載されました。



 

-> 詳細はPFニュースをご覧下さい。

   
2013. 8. 2
   今年のKEK一般公開は9/8(日)に開催します。



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詳細はKEK一般公開をご覧下さい。

   
2013. 8. 1
   【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第10話「ミクロな世界を見る!2~タンパク質を作るリポゾーム~」が公開されました。



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詳細はカソクキッズをご覧下さい。

   
2013.7.30
  KEKキャラバン、6月は東京、福岡、千葉、岩手、埼玉、茨城に派遣




KEKでは学校や社会施設などで行われる授業のサポートとして、地方自治体、NPO等の団体が企画する講習会や勉強会などに講師を派遣しています。6月は東京、福岡、千葉、岩手、埼玉、茨城で実施しました。

-> 続きはKEKピックスをご覧下さい。

   
2013.7.17
  中東の研究者育成を支援 ~SESAMEスクール開催~



6月13日から22日まで、トルコのテュルンチにて、中東地域の放射光科学者を養成するSESAMEスクールが第2回Henry Moseley X-ray Schoolと合同で開催され、80名以上の応募者の中から選ばれた35名が参加者しました。
SESAME (Synchrotron-light for Experimental Science and Applications in the Middle East)はヨルダンの首都アンマンに建設中の放射光施設で、 2014年からの利用開始を目指しています。SESAMEスクールは、完成後にSESAMEを利用した研究を担う中東地域の研究者を養成するために開催、今回で5回目となります。

-> 詳細はKEKトピックスをご覧下さい。

   
2013.7.16
   グラフェンと磁性金属の界面で起こる特異な電子スピン配列を発見 -グラフェンへのスピン注入の効率化に新たな指針 -



独立行政法人日本原子力研究開発機構(理事長 松浦祥次郎)先端基礎研究センターの松本吉弘任期付研究員、境誠司グループリーダー、国立大学法人千葉大学(学長 齊藤康)大学院融合科学研究科の小出明広氏、藤川高志教授、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(機構長 鈴木厚人)物質構造科学研究所の雨宮健太教授らは、グラフェンと磁性金属(ニッケル)薄膜の接合体について、界面の近傍で生じる電子スピンの特異な配列状態の存在を明らかにしました。

-> 詳細はプレスリリースをご覧下さい。

   
2013.7. 16
   つくば市環境都市の推進に関する協定を締結


2013年6月24日(月)、つくば市役所(茨城県つくば市)にて、つくば市環境都市の推進に関する協定締結式が行われました。 本協定は、国が進める地球温暖化対策と経済成長を同時に実現する低炭素社会の構築に向け、2030年までに市民一人当たりの二酸化炭素排出量50%削減を目標に挙げた、「つくば環境スタイル」の推進及びそれに関連する環境に配慮したまちづくりに寄与することを目指し、つくば市、茨城県、独立行政法人都市再生機構、国立大学2機関、高エネルギー加速器研究機構(KEK)など研究機関等17機関が協定を締結したものです。 本協定の下、KEKは、市、県及び都市再生機構が推進する環境に配慮したまちづくりに協力し、低炭素社会の構築に向けた知の創出に努めることとなります。

-> 詳細はKEKトピックスをご覧下さい。

   
2013.7. 9
   強相関絶縁体における歪み誘起磁化の起源を解明


東京大学大学院工学系研究科の藤岡 淳 助教、十倉 好紀 教授らの研究グループは、本来磁性を持たない物質として知られる強相関電子系LaCoO3を薄膜化して歪をかけることで生じる自発磁化が、電子の持つスピン・軌道の整列現象に起因することを明らかにしました。

-> 詳細はプレスリリースをご覧下さい。

   
2013.7.2
  公開講座「量子ビームで拓く惑星・地球科学」開催




6月29日、機構内にてKEK公開講座が開催されました。この講座はKEKの研究で蓄積された知見を一般の方に広く紹介し、 興味関心を持っていただくことを目的に毎年実施しています。今回は「量子ビームで拓く惑星・地球科学」をテーマに、2つの講演が行われました。

-> 続きは物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.7.1
  【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第9話「ミクロな世界を見る!~生命の設計図・DNA」が公開されました。




-> 詳細はカソクキッズをご覧下さい。

   
2013.6.27
   タンパク質結晶構造解析の講習会を開催



6月26日、フォトンファクトリー (PF) にて、タンパク質の立体構造を解析するための初心者向け講習会を開催、企業や大学の研究室などから若手研究者が約20名参加しました。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.6.18
   電子のスピンと軌道の絡み合った共鳴状態の世界初の解明
新しい量子状態の存在を示唆する成果


大阪大学大学院基礎工学研究科(物質創成専攻物性物理工学領域)若林裕助准教授、東京大学物性研究所 中辻知准教授を中心とする研究グループは、蜂の巣構造を基本骨格とする銅酸化物において、電子の持つ自由度であるスピンと軌道が量子力学的に混ざった状態に特徴的な構造を観測することに世界で初めて成功しました。

-> 詳細はプレスリリースをご覧下さい。

   
2013.6.14
   PFユーザーの西川恵子教授が紫綬褒章を受章


千葉大学大学院融合科学研究科の西川恵子教授が、物理化学分野の研究における功績により、2013年春の紫綬褒章を受章されました。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.6.10
  電子のガラス状態を発見
-ガラス化メカニズムの普遍的解明へ大きく前進 -




最先端研究開発支援プログラム(FIRST)課題名「強相関量子科学」(中心研究者:十倉好紀)の事業の一環として、東京大学大学院工学系研究科の賀川史敬 講師、大学院生 佐藤拓朗氏、十倉好紀 教授らの研究グループは、三角格子を持つ層状有機化合物を急冷すると電子がガラス状態を形成することを発見しました。

-> 詳細はプレスリリースをご覧下さい。

   
2013.5.31
  タンパク質分子の内部運動を1分子でリアルタイムに計測



東京大学大学院新学術領域創成科研究科の佐々木裕次教授、およびKEK物構研の足立伸一教授の研究グループは、 変性したタンパク質分子を修復するシャペロニンタンパク質1分子の内部運動をフォトンファクトリーのNW-14Aを利用し、リアルタイムに高精度計測することに成功しました。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.5.31
   第1回タンパク質X線溶液散乱講習会を開催



5月22日、23日の2日間、フォトンファクトリー (PF) にて、タンパク質X線溶液散乱の講習会が開催されました。

-> 続きは物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.5.29
   コンパクトERL入射部にて電子ビームの加速に成功


次世代放射光源として期待されているERL(エネルギー回収型ライナック)の実証器(コンパクトERL)にて、光陰極DC電子銃から発生した 電子ビームを、入射器超伝導加速空洞で光速近く(5 MeV)まで加速することに成功しました。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.5.27
   Photon Factory News Vol. 31 No. 1 May 2013がウェブに掲載されました。


 

-> 詳細はPFニュースをご覧下さい。

   
2013.5.27
  DNA組換えを制御する新しいタンパク質複合体の役割を解明




大阪大学蛋白質研究所の篠原彰教授、中川敦史教授らのグループは、 DNA組換えを制御することによりゲノムの安定化に関わる新しいタンパク質複合体の役割をフォトンファクトリー (PF) およびSPring-8を利用して解明しました。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.5.24
  物構研共同利用実験S型課題所長ヒアリングを実施



5月10日、KEKつくばキャンパスにおいて、物構研の各施設でのS型課題について互いに意見交換を行うヒアリングが実施されました。この会合は、プロジェクト研究型課題が設定されてから約20年を経た現在、それぞれの施設での現状や問題点について議論し、物構研としてのS型課題の意義づけを明確にするために山田和芳物構研所長によって企画されたものです。大学共同利用と産業利用のビームタイム配分のあり方、ビームタイム配分に柔軟性を持たせるための方策、複合量子ビームを使った課題の可能性などが広く議論されました。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.5.20
   『ガリレオ』第6話に超伝導磁気浮上コースターが登場! - 超伝導って何だ?



フジテレビ『ガリレオ』の第6話で、湯川准教授による学生実験で使われていたのが「超伝導磁気浮上コースター」。実は、KEKの超伝導低温工学センターがデモンストレーションで使っているものです。滑走するコースターは、-196℃まで冷やしたセラミック超伝導体です。番組では、水蒸気が湯気のように立ち上っていますが、非常に冷たいのです。この温度まで冷やすと、電流を妨げる性質が無くなって、電気が無制限に永久に流れる「超伝導状態」になります。

-> 続きはトピックスをご覧下さい。

   
2013.5.17
   KEK公開講座「量子ビームで拓く惑星・地球科学」(6/29)の参加申込を受け付けています。


 

-> 詳細はKEK公開講座のお知らせをご覧下さい。

   
2013.5.10
   母乳のオリゴ糖からビフィズス菌増殖因子を切り出す酵素のしくみを解明


東京大学大学院農学生命科学研究科の伏信進矢(ふしのぶ しんや)教授らの研究グループは、母乳に含まれるオリゴ糖の一種ヒトミルクオリゴ糖からビフィズス菌を増やす因子を切り出す酵素「ラクトNビオシダーゼ」の三次元構造を、フォトンファクトリーBL-17AのX線結晶構造解析を用いて解明しました。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.5.9
  第7回サマーチャレンジ(大学生のための素粒子・原子核、物質・生命スクール;8/16-24)の参加応募締切は5/16(木)です。




サマーチャレンジは基礎科学を担う若手を育てることを目的に大学3年生を主な対象として行われ、今年で7回目を迎えます。研究最前線で活躍する研究者による講義や施設見学のほか、素粒子・原子核コースと物質生命コースそれぞれに豊富な実習プログラムが用意されています。実習では、研究者から直接指導を受け「研究」の一連の流れを体験することができます。基礎科学の様々な研究や分野を身を持って知る機会となるだけでなく、科学を志す仲間との出会いや今後の進路を考えるきっかけとなる科学技術体験型スクールです。

-> 詳細はサマーチャレンジのページをご覧下さい。

   
2013.5.9
  満汐孝治氏、第14回原子衝突学会 若手奨励賞を受賞



第14回原子衝突学会若手奨励賞を満汐孝治(みちしおこうじ)東京理科大学助教が受賞しました。この賞は、原子衝突および関連分野で優れた研究を行った若手研究者に対して贈られるものです。表彰式は、11月16、17日に理化学研究所で開催される原子衝突学会年会にて行われる予定です。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.5.7
   科学技術週間の施設公開に約650人が来場



「科学技術週間」は、科学技術について広く一般の方々に理解と関心を深めていただき、日本の科学技術の振興を図ることを目的として開催されているもので、全国の各機関では、おもにこの期間に各種科学技術に関するイベントなどを実施することとなっています。 2013年の科学技術週間は4月15日(月)~21日(日)に開催され、KEKでは「宇宙・物質・生命の謎に迫る」と題して施設の一般公開を行い、期間中は約650名が見学に訪れました。

-> 続きはトピックスをご覧下さい。

   
2013.5.2
   大学院説明会を東京<6/22(土)>とつくば<7/9(火)>で開催します。


平成25(2013)年度総研大・高エネルギー加速器科学研究科 大学院説明会を東京(6/22)・つくば(7/9)にて開催致します。高エネルギー加速器科学研究科・研究科内3専攻の案内や各専攻で取り組まれている研究内容の紹介等を行います。高エネルギー加速器科学研究科では、KEKで行われている研究活動を基礎として全専攻が緊密に協力し合い、幅広い分野の大学院教育を展開しています。興味がある方は、是非お気軽にお越し下さい。

-> 詳細は総研大のページをご覧下さい。

   
2013.4.30
   【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第8話「見るって、どういうこと?」が公開されました。



-> 詳細はカソクキッズをご覧下さい。

   
2013.4. 26
  ピコ秒時間分解X線溶液散乱法により、分子構造の「対称性の破れ」を検出




KEK物質構造科学研究所の足立伸一教授、野澤俊介准教授、佐藤篤志研究員らの研究グループは、韓国科学技術大学(KAIST)のイ・ヒョッチョル教授の研究グループとの共同研究により、 溶液中のヨウ化物イオン(I3-)がパルスレーザー光照射により分解する反応に伴う分子構造の変化を100億分の1秒(100ピコ秒)の時間精度で捉えることに成功しました。 その結果、溶媒の極性(電気的偏り)が高くなるにしたがって、溶液中の三ヨウ化物イオンの分子構造の対称性が徐々に破れてゆくことを実験的に初めて明らかにしました。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.4. 26
  KEK物理学シリーズ6巻 「量子ビーム物質科学」出版



KEKで行われている研究を大学生・大学院生に紹介する「KEK物理学シリーズ」の第6巻、物質科学編が出版されました。 物質の原子・分子レベルの構造・性質や揺らぎなどを加速器から発生する軟・硬X線、中性子、ミュオン、陽電子等の量子ビームを用いて実際に実験的に決定する方法をその歴史も含めて解説した本です。 各量子ビームの性質と発生のしくみ、適した測定対象とその実験の具体例を、得られる情報の重要性と共に解説しています。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.4.25
   フォトンファクトリーの春休み



今年は桜が例年より2週間も早く咲きはじめ、ちょうど春休みの頃にお花見をした方も多かったのではないでしょうか。桜の季節が終わって、間もなくゴールデンウィークが始まる時期ですが、少し時を巻き戻して、春休みを振り返ってみたいと思います。フォトンファクトリーは、どのような春休みを過ごしたのでしょうか。

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2013.4.23
   PF共同利用の研究4件、文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞



平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰の受賞者が発表され、KEKのフォトンファクトリー(PF)を共同利用した研究により、相馬 清吾氏(東北大学 原子分子材料科学高等研究機構)、二瓶 雅之氏(筑波大学)、沼田 倫征(ともゆき)氏(産総研 バイオメディカル研究部門)、若林 裕助氏(大阪大学)が若手科学者賞を受賞しました。
この表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、もって我国の科学技術水準の向上に寄与することを目的に行われています。

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2013.4.12
   理系女子キャンプ2013 開催


4月3日(水)~4日(木)、KEKつくばキャンパスにて理系女子を対象としたイベント「TYLスクール理系女子キャンプ」が開催されました。これは、理系分野に興味のある女子高校生に、実験や研究の面白さを伝えるとともに、今後の進路決定の支援を行おうというもの。2回目の開催となる今回は、全国から29名の皆さんが参加してくれました。

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2013.4. 9
  21番目のアミノ酸「セレノシステイン」の合成メカニズムを解明 ~星形の超巨大複合体~




理化学研究所生命分子システム基盤研究領域の横山茂之領域長、東京大学分子細胞生物学研究所の伊藤弓弦助教らの研究グループは、 バクテリアにおける「21番目のアミノ酸」セレノシステインの合成メカニズムを解明しました。

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2013.4. 5
  藤田誠氏、唯美津木氏、日本化学会各賞を受賞



平成24年度の日本化学会各賞が発表され、藤田誠氏(東京大学大学院工学研究科教授)が第65回日本化学会賞を、唯美津木氏(分子科学研究所准教授、名古屋大学 物質科学国際研究センター教授) が第1回女性化学者奨励賞を受賞しました。

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2013.3.29
   山﨑優一氏、日本物理学会若手奨励賞を受賞



東北大学多元物質科学研究所の山﨑優一(やまざき まさかず)氏が、第7回(2013年)日本物理学会若手奨励賞を受賞しました。この賞は将来の物理学を担う優秀な若手研究者の研究を奨励し、物理学会をより活性化するため設けられたもので、3月26日から29日にかけ広島大学で開催される日本物理学会第67回年次大会で、授与式および受賞記念講演が行われました。

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2013.3.29
   【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第7話「第一章おさらいバトル!」が公開されました。



 

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2013.3.28
   ありがとう、オーストラリアビームライン


2013年2月25日の朝、フォトンファクトリーの2012年度のユーザー運転が無事終了しました。この日、1992年から稼働を続けてきたオーストラリアビームラインが、たくさんの研究成果を残し、その役目を終えました。

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2013.3.25
  ウイルスの侵入を感知し免疫系を活性化するTLR8受容体の構造を解明




東京大学大学院薬学系研究科の清水敏之 教授らのグループおよび東京大学医科学研究所の三宅健介 教授らの研究グループは、ウイルスの侵入を感知して免疫系を活性化するTLR8受容体の詳細な三次元構造を世界で初めて解明しました。

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2013.3.19
  物構研サイエンスフェスタ、3つのシンポジウムと合同開催



3月14日、15日、つくば国際会議場にて物構研サイエンスフェスタが開催され、約500名の研究者が集いました。KEKの物質構造科学研究所(物構研)が擁する放射光、中性子、ミュオン、低速陽電子の4つの量子ビームの総合的な利用促進を目的に、第30回PFシンポジウム、第1回KENSシンポジウム、第1回MSLシンポジウムとの合同開催となりました(それぞれ、PF: フォトンファクトリー, KENS: 中性子科学研究系, MSL: ミュオン科学研究系 の略称)。

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2013.3.18
   次世代放射光源ERLの愛称、PEARLに決定



KEKが次世代放射光源として推進しているエネルギー回収型ライナック(ERL)の愛称がパール(PEARL, Photon Factory ERL Advanced Research Laboratory)に決定しました。ERLは、既存の放射光を凌駕する高輝度性、短パルス性をもつ放射光を生みだす新しい加速器です。ERLを推進、普及させるため、物構研では放射光コミュニティと共に愛称を2012年4月より検討してきました。

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2013.3.14
   次世代光源用光陰極直流電子銃から500keV大電流ビーム生成に成功



独立行政法人日本原子力研究開発機構【理事長 鈴木篤之、以下「原子力機構」】量子ビーム応用研究部門の西森信行研究副主幹、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構【機構長 鈴木厚人】加速器研究施設の山本将博助教、国立大学法人広島大学【学長 浅原利正 】先端物質科学研究科の栗木雅夫教授及び国立大学法人名古屋大学【総長 濵口道成 】工学研究科の桑原真人助教らの共同研究グループは、世界に先駆けて500keVの大電流ビームを生成できる光陰極直流電子銃※1を開発しました。これにより、放射性核種の非破壊分析を可能にする大強度γ線源や、生体細胞の高分解能イメージング、持続可能な社会実現のための光合成や触媒の研究における新たなツールとしての高輝度・短パルスX線源など、次世代光源へ道を開きました。

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2013.3.14
   和田 健氏、高エネルギー加速器科学研究奨励会の西川賞を受賞


物質構造科学研究所の和田 健 特別助教が、高エネルギー加速器科学研究奨励会が授与する平成24年度の西川賞を受賞しました。この賞は、高エネルギー加速器ならびに加速器利用に関る実験装置の研究において、独創性に優れ、かつ論文発表され国際的にも評価の高い業績をあげた研究者・技術者に贈られるものです。今回受賞対象となった研究課題は「KEK低速陽電子ビームの強度増強とその応用」です。


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2013.3.13
  ウイルス侵入の鍵となる硫酸化の仕組みを解明




九州大学大学院の角田佳充准教授は、宮崎大学農学部の水光正仁教授、榊原陽一教授らとの共同研究で、ヒトタンパク質チロシン硫酸転移酵素とターゲットタンパク質の複合体の立体構造を決定、酵素の作用メカニズムを解明しました。この酵素は、種々のタンパク質に硫酸基をつける働きをします。タンパク質につけられた硫酸基は、様々な生体防御機構に関係する一方で、ウイルスがヒト細胞に侵入する目印にも使われます。この硫酸基をつけるメカニズムが解明されたことで、抗ウイルス薬を含めた新しい医薬品の開発が期待されます。

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2013.3.12
  分子性固体(EDO-TTF)2PF6の光誘起相転移のメカニズムを理論によって解明 〜光が当たった物質の変化がスパコンによって計算可能に〜




高エネルギー加速器研究機構(以下「KEK」という)物質構造科学研究所(以下「物構研」という) 岩野薫(いわの かおる)研究機関講師及び産業技術総合研究所(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門 下位幸弘(しもい ゆきひろ)上級主任研究員の研究グループは、近年注目を集めている分子性固体の光誘起相転移を理論的に扱うための新しい手法「自己無撞着環境場法(じこむどうちゃくかんきょうばほう)」を提唱した。そしてその手法を用いることにより、光によって絶縁体から金属状態へ変化する分子性固体(EDO-TTF)2PF6の光誘起相転移メカニズムを理論的に解明した。

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2013.3.8
   【高校生等実習受入事業】 秋・冬は全国から5校がKEKを訪問




KEKでは、中学生と高校生を対象として、学校では触れにくい研究現場の様子を肌で感じて頂くことを目的とした、実習受け入れ事業を行っています。この事業ではKEKの研究者の解説による施設見学や講義のほか、科学実験・工作の実習など、自然科学への興味が深まることを目標にしたプログラムを組んでいます。

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2013.3.7
   アジア加速器・測定器フォーラム「AFAD 2013」開催




2月25日(月)、26日(火)の二日間、ロシア・ノボシビルスクのBINPブドカー原子物理学研究所において、アジア加速器・測定器フォーラム「AFAD 2013」が開催されました。AFADは、加速器及び加速器関連技術、検出器の研究開発、またそれらの応用分野におけるアジア地域内での連携と協力のさらなる発展を目指し、2011年に発足したフォーラムです。今年はロシアや日本をはじめとする10の国と地域から、研究者や企業関係者110名が参加しました。

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2013.3.5
   アフリカ睡眠病の治療薬となる化合物と標的タンパク質の複合体の構造を解明


東京大学大学院の北潔教授、京都工芸繊維大学大学院の原田繁春教授らの研究グループは、アフリカ睡眠病の治療薬候補化合物と標的タンパク質の複合体構造を、フォトンファクトリー(PF)およびSPring-8を利用して解明しました。この化合物は感染したヤギやマウスを完全に治癒できる化合物で、今回得られたタンパク質立体構造情報に基づいて、より優れた治療薬の設計が期待されます。

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2013.2.28
  【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第5話「スケールを支配する力(後編)」が公開されました。




 

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2013.2.27
  駐日インド大使ら、フォトンファクトリーを視察




2月20日、2012年8月に着任された駐日インド大使のDeepa Gopalan Wadhwa氏および在日インド大使館科学技術参事官のChadaram Sivaji氏がKEKを視察し、共同研究・研究協力について意見交換を行いました。

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2013.2.25
   IHEP-KEK定例所長級会合 開催



2月4日(月)、中国科学院高能物理研究所(IHEP)(中国・北京)にて、IHEP-KEK定例所長級会合が開催されました。本会合は、両研究機関の所長レベルのコミュニケーションの場として、過去10年以上にわたり定期的に開催されているもので、IHEPからは王贻芳(高能物理研究所 所長)、陈和生 高能物理研究所 前所長、KEKからは鈴木厚人 機構長、岡田安弘 理事、山内正則 素粒子原子核研究所長、山田和芳 物質構造科学研究所長らが参加。今回は主に双方で行われている研究活動及び将来計画に関する情報交換、意見交換を行いました。

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2013.2.22
   企業研究者向けXAFS講習会を開催



2月19日から21日にかけて、フォトンファクトリー(PF)にて企業研究者を対象としたXAFS講習会が行われました。これは放射光の産業利用促進を目的として、XAFS(ザフス、X-ray Absorption Fine Structure / X線吸収微細構造)測定を検討している民間企業所属の研究者を対象に、講義と実習を通してXAFSの知見と実技を習得するための講習会です。

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2013.2.21
   「光で作られた隠れた準安定相の発見」が注目論文に選出


国立大学法人筑波大学【学長 山田信博】(以下「筑波大学」という)数理物質系【系長 三明康郎】守友浩教授グループは、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構【機構長 鈴木厚人】(以下「KEK」という)物質構造科学研究所 足立伸一教授との共同研究により、熱では相転移を示さないコバルトプルシャンブルー類似体に対してフェムト秒レーザーで光励起を行い、コバルト原子の価数状態の時間発展を調べたところ、大きなスピンをもつCo2+の寿命が32ナノ秒と極端に長いことを見出しました。このような長寿命は、新しい磁気状態(準安定状態)の形成を強く示唆しています。

この成果は、日本物理学会が発行する英文誌Journal of the Physical Society of Japan (JPSJ)の2013年3月号に掲載され、その号の注目論文(Papers of Editors’ Choice)に選ばれました

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2013.2.20
  丹羽 尉博氏、KEK技術賞を受賞



2月19日、機構内にて平成24年度KEK技術賞の表彰式が行われ、放射光科学第二研究系の丹羽 尉博(にわ やすひろ)技師が受賞しました。 同賞は平成12年度に発足し、機構の技術開発の中でも特に優れた技術に授与されるもので、創造性・具体化・研究への貢献・技術伝承の努力などの項目について審査、決定されます。

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2013.2.12
  チョコレートを美味しくする物理


多くの人を虜にする、チョコレート。甘くて、ほろ苦くて、なめらかな口どけとともに口いっぱいに広がるカカオの香り。これらが実は食品物理学と結晶学という物理の賜物であることをご存知でしょうか?

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2013.2.7
   主加速部超伝導空洞の大電力試験



昨年の12 月12 日から22日迄、主加速部超伝導 空洞の大電力試験を行なった。先ず、クライオモジュ ールが問題なく2K まで冷却できることを確認した上で、2K にて、チューナー、カプラー、HOMダンパーな ど周辺機器の動作確認した。

-> 続きはERLトピックスをご覧下さい。

なお、これに関連するトピックスが2月22日付けの加速器施設トピックス「 コンパクトERL主加速器超伝導空洞ハイパワー試験」にも掲載されています。

   
2013.2.7
   ウィンターサイエンスキャンプ開催



2012年12月25日(火)から28日(金)にかけて、KEKつくばキャンパスで、独立法人科学技術振興機構が主催する3泊4日のウィンターサイエンスキャンプが開催されました。参加者は、茨城、関東といった近隣圏のみならず、東北、関西、四国、九州など、全国から集まった高校生20名。生徒たちは全体で行われる実習、講義、見学の他、5名ずつAからDの4つのコースに分かれ、実習や発表を中心としたコース別実習に参加。研究者や参加者同士の交流を通じて研究を体験しました。

-> 詳細はトピックスをご覧下さい。

   
2013.2.7
   熱膨張しない金属「インバー合金」のインバー/逆インバー特性の起源を解明



自然科学研究機構分子科学研究所の横山利彦教授、総合研究大学院大学物理科学研究科の江口敬太郎博士課程院生は、インバー合金と呼ばれる熱膨張のないマンガン・ニッケル合金の平均結晶構造と局所構造を解析し、正方格子の長い辺に熱膨張が生じないインバー効果と、正方格子の短い辺に熱膨張が通常より大きい逆インバー効果が同時に生じていることを見出しました。

-> 詳しくは物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.1.31
  【連載科学マンガ】カソクキッズ セカンドシーズン第5話「スケールを支配する力(前編)」が公開されました。




 

-> 詳細はカソクキッズをご覧下さい。

   
2013.1.31
  KEKキャラバン、12月は滋賀、大阪、兵庫、鹿児島、山形、岩手に派遣




KEKでは学校や社会施設などで行われる授業のサポートとして、地方自治体、NPO等の団体が企画する講習会や勉強会などに講師を派遣しています。12月は滋賀、大阪、兵庫、鹿児島、山形、岩手で実施しました。

-> 詳細はトピックスをご覧下さい。

   
2013.1.18
   骨粗鬆症やがん転移に関与する分子モーター回転の仕組みを解明




千葉大学の村田 武士 特任准教授(JSTさきがけ研究者、理化学研究所 客員研究員)らは、骨粗鬆症やがんなどの疾病に関与する酵素、V型ATPaseが分子モーターとして働く回転軸の詳細構造をフォトンファクトリー、SPring-8を利用し、解明しました。ATPのエネルギーが回転運動に変換される仕組みを原子レベルで解明することは、V型ATPaseの阻害方法が予測可能となり、立体構造に基づいた骨粗鬆症やがんなどの治療薬の創製に繋がるものと期待されます。

-> 続きは物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.1.17
   和達大樹氏、日本放射光学会奨励賞を受賞




1月13日、名古屋大学にて開催された第26回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウムにて、和達大樹(わだち ひろき)氏(東京大学大学院工学系研究科附属 量子相エレクトロニクス研究センター)が日本放射光学会奨励賞を受賞しました。この賞は、日本放射光学会員である35歳未満の若手研究者を対象に、放射光科学に関する優れた研究成果に対して授与されるものです。

-> 詳細は物構研トピックスをご覧下さい。

   
2013.1.16
   偏光を素早く切り換え、微小な信号差をとらえる -フォトンファクトリー16番直線部の高速偏光スイッチングシステム-



光は電磁波であり電磁波とは時間的に変化する電場と磁場が、交互にお互いを作り出しながら空間を進んでゆくものです。電磁波としての光の、電場の方向を偏光といいますが、電場がねじの山の様に、ねじれる様に向きを変えながら伝わってゆく光を円偏光といいます。円偏光には、一般的なねじの山と同じ、右回りの円偏光と、その逆回りの左回り円偏光とがあります。

-> 詳しくは加速器施設トピックスをご覧下さい。

   
2013.1.9
  金属状態を示す純有機単成分導体の発見




東京大学物性研究所の森 初果(もり はつみ)教授、磯野 貴之(いその たかゆき)特任研究員、上田 顕(うえだ あきら)助教、加茂 博道(かも ひろみち)元大学院生のグループは、世界最高の室温伝導度(19 Scm-1)を持ち、約1万気圧というこれまでで最低の圧力下で金属状態となる純有機単成分導体の開発に成功しました。

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