これまでのPFトピックス(2007年)

 2014年<-  2013年<-  2012年<-  2011年<-  2010年<-  2009年<-  2008年<- 2007年 ->2006年  ->2005年  ->2004年以前  
                                                    
                                                                   
pfw3-admin@pfiqst.kek.jp

2007.12.20
   分子の世界の高速カメラ 〜 ビームラインNW14A、実験開始 〜



分子や原子といった極微の世界を「動画で捉える」ような研究は、実はまだそれほど多くありません。静止画より動画のほうが動いているものの姿を生き生きと捉えられるように、分子や原子の世界も静止画ではなく動画でみることができたら...それは多くの分野の研究者が持つ夢です。

-> 続きはNews@KEKをご覧下さい。

   
2007.12.20
   排ガス浄化用新型触媒材料の開発(新日鉄マテリアルズ株式会社)



新日鉄マテリアルズ株式会社は,新日本製鐵株式会社・先端技術研究所との共同開発により,貴金属の使用量を大幅に減らした新しいタイプの排ガス浄化用新型触媒材料を開発しました。

-> 続きはPFトピックスをご覧下さい。 

   
2007.12.13
   原子配列が壊れる瞬間をストロボ撮影− 100億分の1秒の短パルスX線による衝撃圧縮過程の観測に成功 −



学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、国立大学法人東京工業大学と独立行政法人科学技術振興機構(JST)と共同で、単結晶の圧縮・破壊という一度きりしか起こらない現象(衝撃圧縮過程)を、たった1発の短パルスX線を用いて時間分解能100ピコ秒で瞬間撮影することに世界で初めて成功しました。

-> 続きはプレスリリースNews@KEKをご覧下さい。

   
2007.12.4
   抗リウマチ薬開発を目指したインターロイキン-15と受容体の立体構造の解析に成功
〜池水信二准教授(熊本大学大学院医学薬学研究部)が財団法人・病態代謝研究会,最優秀理事長賞を受賞〜



熊本大学大学院医学薬学研究部の池水信二(いけみず・しんじ)准教授らのグループは,PFAR-NW12Aを用いて,インターロイキン-15(IL-15)と受容体(IL-15Rα)の複合体の構造解析に成功しました。

-> 続きはPFトピックスをご覧下さい。

   
2007.11.19
   マンガン酸化物表面における電子状態の放射光による解明 〜金属酸化物を用いた電子デバイスへの期待 〜



高エネルギー加速器研究機構を中心とする研究グループは、マンガン酸化物表面近傍における電子の状態を、X線回折法を用いて世界で初めて明らかにしました。マンガン酸化物をはじめとする金属酸化物は、現在の半導体技術に替わる新しい技術の基盤となり得るものとして期待されており、今回の成果は、金属酸化物を用いた電子デバイスの設計につながるものです。

-> 続きはプレスリリースをご覧下さい。
また、こちらは11月29日付けでNews@KEKにも『ものの表面の電子状態を見る〜 放射光で見る表面の電子軌道秩序 〜
と題して掲載されています。
 

   
2007.11.16
   ステップ構造で磁化を制御 〜 光電子顕微鏡でみる磁気記憶素子 〜



今年のノーベル物理学賞は「巨大磁気抵抗効果」を発見したフランスとドイツの科学者に贈られました。受賞の理由は「ハードディスクの大幅な小型化に貢献した」こと。10年前には、今のように小さな携帯音楽プレイヤーに、ラックにたくさん入ったCDのコレクションを全部入れて持ち歩けるなんて、考えてもみなかったのではないでしょうか。小さくて大容量のハードディスクによって、わたしたちの生活は大きく変わり、多くの研究者や技術者は、ますます小さく、大容量の記憶素子を作り出そうと激しい競争を繰り広げています。

-> 続きはNews@KEKをご覧下さい。

   
2007.11.12
   時間分解XAFSで自動車排ガス浄化触媒のリアルタイム解析に成功 〜PF-AR NW2A波長分散型XAFS (DXAFS) を用いて〜



東京大学大学院理学系研究科の岩澤康裕教授のグループは,豊田中央研究所および放射光科学第一研究系の野村昌治教授,稲田康宏准教授らと共同で,自動車排ガス浄化触媒のリアルタイム解析に成功しました。本研究の成果は,自動車排ガス触媒のさらなる高性能化や,触媒一般の開発設計指針につながる重要な情報となります。

-> 続きはプレスリリースをご覧下さい。 

   
2007.11.1
   マグネシウムバランスを保つ 〜 生体膜上で働くマグネシウム輸送体 〜



わたしたちの身体は、いろいろな元素でできています。有機物を作っている炭素、水素、窒素、酸素の他に、カルシウムやリン、イオウ、ナトリウム、マグネシウムといった、いわゆる「ミネラル」があります。みなさんが口にする食品やサプリメントの中にも、こういった元素の表示を目にしたことがあるでしょう。これらの元素は、生命に必要な元素ですが、過剰であっても生命にとっては有害なのです。最近、放射光を用いたタンパク質構造解析によって、ミネラルのひとつであるマグネシウムを、常に適正な濃度になるように細胞内に取り込むしくみが明らかにされました。

-> 続きはNews@KEKをご覧下さい。

   
2007.10.19
   細胞質から核内へのタンパク質輸送 〜核内輸送受容体の構造解析で輸送メカニズムを解明〜



横浜市立大学大学院国際総合科学研究科の佐藤 衛(さとう まもる)教授の研究グループ(今崎 剛博士、清水敏之准教授、橋本 博助教、日高雄二近畿大学准教授、小瀬真吾理化学研究所専任研究員、今本尚子理化学研究所主任研究員、山田道之名誉教授)は、核内輸送受容体(トランスポーチン)と核内に輸送されるタンパク質の核局在ペプチドとの複合体のX線結晶構造解析に成功し、核内輸送受容体による細胞質から核内へのタンパク質の輸送機構を明らかにしました。

-> 続きはPFトピックスをご覧下さい。

   
2007.10.4
   水素を生み出す酵素を組み立てる 〜ヒドロゲナーゼ成熟化因子の立体構造〜



水素自動車とか、水素燃料という言葉を聞いたことがあると思います。文字どおり、水素からエネルギーを得ることができるのですが、現在使われている石油などの化石燃料と違って、水素を燃焼させても水という無害な物質が生成するだけなので、最もクリーンな次世代エネルギーとして期待されています。

-> 続きはNews@KEKをご覧下さい

   
2007.9.14
   三好敏喜さん(PF・構造生物学研究センター)がBSR2007でポスター賞を受賞しました。



放射光科学研究施設(PF)構造生物学研究センターの三好敏喜さんが、2007年8月13〜17日に英国マンチェスターで開催された国際会議9th International Conference on Biology and Synchrotron Radiation (BSR2007)でSession Aのポスター賞を受賞されました。

-> 続きはPFトピックスをご覧下さい。

   
2007.8.27
   ほ乳類の神経系ではたらくタンパク質リーリンの構造解析に成功



大阪大学蛋白質研究所・プロテオミクス総合研究センターの高木淳一(たかぎ・じゅんいち)教授のグループが,ほ乳類の神経系のシグナル伝達機構に重要な役割を果たしているタンパク質,リーリンの構造解析に成功しました。

-> 続きはPFトピックスをご覧下さい。 

   
2007.8.22
   軟X線実験室顕微鏡用の多層膜結像鏡開発



軟X線顕微鏡の1つである直入射多層膜結像鏡からなるSchwarzschild結像系は,明るく実験室光源に適している.各多層膜には反射波長帯域を全面で一致させる波長マッチングが要求される.形状の大きく違う顕微鏡用球面基板4枚にMo/Si多層膜を周期長分布制御して成膜した.曲面基板が測定できる軟X線光学素子評価装置で反射スペクトル分布を測定し,4枚全面の多層膜周期長誤差で±0.6%以内と十分な値を得た.

-> 専門家の方への研究紹介 -> PFニュース Vol25-2の記事

   
2007.8.2
   善玉菌の酵素反応〜 新種のフコース分解酵素 〜



昨今の健康ブームを背景に、「腸内環境」とか「善玉菌」、「悪玉菌」などといった言葉もテレビコマーシャル等でお馴染みのものになりました。私たちの腸の中には様々な種類の細菌が混在しています。その中でビフィズス菌は「善玉菌」として、私たちの腸の働きを助けてくれています。ビフィズス菌は、母乳を飲んでいる赤ちゃんの腸の中では圧倒的に数が多い細菌で、大人になるとだんだん数が減ってきます。ビフィズス菌はたくさんの酵素を持っていて、私たちの腸内の物質を分解しています。今日のニュースの主役であるフコース分解酵素(フコシダーゼ)もそのような酵素です。フコシダーゼはどのようなしくみで糖を分解しているのでしょう。その小さなハサミの部分がフォトンファクトリーの放射光を用いた研究で明らかになりました。

-> 続きはNews@KEKをご覧下さい。

   
2007.8.2
   富田耕造博士(産業技術総合研究所生物機能工学研究部門グループ長)がつくば奨励賞を受賞しました。



産業技術総合研究所生物機能工学研究部門グループ長の富田耕造博士が今年度のつくば奨励賞を受賞されました。富田博士は、DNAの情報なしにリボ核酸(RNA)が合成される例外的な仕組みをSPring-8のBL41XUをはじめ、PFのBL-5A、AR-NW12を用いて解明されました。

-> 続きはPFトピックスをご覧下さい

   
2007.7.30
   岩田 想教授(京都大学医学系研究科教授)が日本学士院学術奨励賞を受賞しました。



日本学術振興会により平成16年度に日本学術振興会賞が創設され毎年20名程度の方が受賞されています。日本学術振興会賞受賞者の中から特に優れた者5名以内に、日本学士院学術奨励賞が授与されますが、岩田想さんは今回この5名の中に入る栄誉を担われました(2007年2月13日決定、3月2日授賞式が行なわれました)。

-> 続きはPFトピックスをご覧下さい。

 

   
2007.7.5
   原始生命の反応を探る〜 超好熱性古細菌のヘキソキナーゼの働き 〜



あなたが飲んでいるコーヒーの温度は何度ぐらいでしょう? いれたてのコーヒーなら摂氏80度ぐらいでしょうか。熱いコーヒーは飲むととてもおいしいですが、間違ってコーヒーカップに指をつっこんでしまったら..「熱い!」すぐに指を引っ込めるでしょう。ところが、こんな高い温度でも、平気で生きている生物がいるのです。平気で生きているどころか、摂氏80度以上という高い温度でしか増殖できないという信じられない性質を持っています。今日のお話の主役は、その名も「超好熱性古細菌」。とても変わり者の生物です。

-> 続きはNews@KEKをご覧下さい。 

   
2007.5.31
   彗星のかけらを調べる 〜 放射光でスターダストの試料分析 〜



NASAの探査機「スターダスト」が彗星の近くを飛んで地球に持ち帰った貴重な「彗星のかけら」のサンプルを、世界中の研究者が分析しています。KEKのフォトンファクトリー(PF)を使ってサンプルの分析を進めている東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻宇宙惑星科学講座助教の三河内岳(みこうち・たかし)氏らの研究グループにお話をうかがいました。

-> 続きはNews@KEKをご覧下さい。

   
2007.5.21
   せん断流動場における高分子結晶化過程の小角X線散乱測定



高分子の流動結晶化の際に観測されるシシケバブ構造の形成過程を明らかにするため,小角中性子散乱およびシンクロトロンを用いた時分割小角X線散乱を行った.まず,シシケバブ構造の散乱像に対して精密解析を行い,超高分子量成分が串部分のシシ構造に多く含まれていた.さらに,高分子の流動結晶化における超高分子量成分の効果に着目し,シシケバブ構造形成過程は超高分子量成分の結晶化速度と緩和速度に依存していた.

参考web: http://www.scl.kyoto-u.ac.jp/~kanaya2/k-r.htm

-> 専門家の方への研究紹介 -> PFニュース Vol25-1の記事

   
2007.5.21
   真正細菌型グルタミンアミドトランスフェラーゼCAB複合体の結晶構造



黄色ブドウ球菌由来のタンパク質複合体GatCABの立体構造解析を行いました.GatCABは,初期の生命がグルタミンを新しいアミノ酸としてタンパク質に導入する過程で生まれたと考えられており,GatCABの構造機能解析は遺伝暗号解読形態の変化を知るよい手がかりになります.構造解析の結果から,GatCAB複合体は,分子内チャネルや分子ベルトなど,これまでに知られていない非常に興味深い構造をしていることがわかりました.

-> 専門家の方への研究紹介 -> PFニュース Vol.25-1の記事

   
2007.4.6
   垣内徹氏が総研大・長倉研究奨励賞を受賞



総合研究大学院大学・物質構造科学専攻(現・ブラザー工業株式会社)の垣内徹(かきうち・とおる)さんが平成18年度(第12回)長倉研究奨励賞に選ばれました。長倉賞は,総合研究大学院大学初代学長長倉三郎氏からの寄付金をもとに,特に優秀な学生の研究を奨励し,先導的な学問分野を開拓するために設置されたものです。

-> 続きはPFトピックスをご覧下さい。

また、この受賞理由となった垣内さんの学位論文「放射光X線回折による低次元分子性伝導体の電荷秩序の研究」はアメリカの学術雑誌Physical Review Lettersの2007年2月9日号に掲載されました。

-> 続きはNews@KEKをご覧下さい。

   
2007.4.10
   唯美津木氏(東京大学大学院理学系研究科)が第1回PCCP Prizeを受賞



東京大学大学院理学系研究科・助手(現・助教)の唯美津木(ただ・みづき)さんが第1回PCCP Prizeを受賞されました。この賞は,昨年8月にRoyal Society of Chemistry(RSC), PCCP (Physical Chemistry and Chemical Physics) and Faraday Discussion によって制定されたもので,PCCPがカバーする領域で傑出した研究成果があり,将来の活躍が期待される若手研究者に授与されるものです。

-> 続きはPFトピックスへ 
-> 関連記事
    PFトピックス(3/23) 時間分解XAFSで燃料電池触媒のリアルタイム解析に成功
    News@KEK(4/5) 燃料電池触媒のリアルタイム解析〜 放射光時間分解XAFS実験 〜

   
2007.3.29
   タンパク質分子の形を保つ 〜 ジスルフィド結合をつくる 〜



タンパク質は、アミノ酸が連なった鎖として細胞の中で合成されますが、その機能を発揮するためには正しい立体構造を取る必要があります。これまで何度も紹介してきたタンパク質の立体構造の図を思い出してみてください。リボンが複雑に巻いたり折れ曲がったりしていますが、これは、タンパク質をアミノ酸のつらなったリボンとして表現し、それがどのように畳まれて立体構造を取っているかをわかりやすく示した絵になっています。

-> 続きはNews@KEK

   
2007.3.29
   木村正雄氏(新日本製鐵(株))が日本金属学会功績賞を受賞



新日本製鐵(株) 先端技術研究所・主幹研究員の木村正雄(きむら・まさお)さんが、日本金属学会第65回功績賞を受賞されました。この賞は、「金属学または金属工業技術の進歩発達に寄与する有益な論文を発表し、かつ将来を約束されるような新進気鋭の研究者、技術者であって、工業技術部門については満45歳以内の金属学会員」に授与されるものです。

-> 詳しくはPFトピックス

   
2007.3.16
   マイクロチャンネル結晶の開発が評価され、PFの内田佳伯氏が2006年度KEK技術賞を受賞



ひとつの研究を遂行するには、数多くの技術の集積が必要です。KEKでもさまざまな研究が行われていますが、各研究所・施設に技術を専門に扱うスタッフが配され、超精密機器である加速器や測定器、関連する周辺機器などが研究成果を産み出すことに欠かせない存在となっています。そのような「技の職人」達が開発した技術を讃えるKEK技術賞表彰式が3月1日に行われました。

-> 続きはNews@KEK

   
2007.3.7
   タンパク3000総合シンポジウム「タンパク3000の成果と今後のタンパク研究展望」で若槻壮市施設長が講演



2007年2月27日に東京国際フォーラムで開催されたタンパク3000総合シンポジウム「タンパク3000の成果と今後のタンパク研究展望」における若槻壮市施設長の講演に関する記事が日経バイオテクノロジージャパンのホームページに掲載されました。

-> 続きはこちらをご覧下さい。

   
2007.3.1
   染色体の構造を変換する〜 ヒストンシャペロンCIAの働き 〜



遺伝子には、生命を形作る「設計図」がすべて納められています。細胞の中に核を持つ真核生物では、遺伝子は核の中の染色体という構造の中に収められています。この染色体は常に同じ形をしているわけではなく、必要に応じてその構造が変化します。この現象はあらゆる真核生物に共通して起きるので、多くの研究者の興味を集めています。

-> 続きはNews@KEK

->関連記事がPFニュースVol.25 No.2 AUG 2007に掲載されています。 記事PDF(2.37MB) 

   
2007.2.22
   離れていても精密実験 〜 近未来の研究スタイル=コラボラトリー 〜



以前、このコーナーで、KEKフォトンファクトリーで始まったコラボラトリーという取り組みについてご紹介しました。遠く離れた研究所をネットワークで結び、各地にいる研究者が、あたかも1つの研究室を共有しているような環境を作り出す研究システムです。これにより、会議や打ち合わせはもちろんのこと、実験装置の操作も含めた一連の作業が、遠隔地に居ながら行うことができます。

-> 続きはNews@KEK

   
2007.2.1
   PF施設長若槻壮市氏が2006年度日本結晶学会学術賞を受賞



放射光科学研究施設(PF)施設長の若槻壮市氏が、2006年11月20-23日につくば国際会議場で開催されたアジア国際結晶学会 (AsCA 2006)/日本結晶学会2006年度年会の合同年会で、日本結晶学会学術賞を受賞されました。

-> 詳しくはPFトピックス

   
2007.2.1
   禾(のぎ)晃和氏(大阪大学蛋白研究所)が2006年度日本結晶学会進歩賞を受賞



放射光科学研究施設(PF)構造生物学研究センターに博士研究員として2001年4月から2002年5月まで在籍され、現在は大阪大学蛋白質研究所・助手の禾晃和氏が、2006年11月20-23日につくば国際会議場で開催されたアジア国際結晶学会 (AsCA 2006) /日本結晶学会2006年度年会の合同年会で日本結晶学会進歩賞を受賞されました。

-> 続きはPFトピックス

   
2007.1.22
   放射光源研究系助手の宮島司(みやじま・つかさ)氏が、第11回日本放射光学会奨励賞を受賞



放射光源研究系助手の宮島司(みやじま・つかさ)氏が、第11回日本放射光学会奨励賞を受賞しました。この賞は、日本放射光学会の35歳未満の若手研究者で、放射光科学に関する優れた研究成果をあげた者に授与されるものです。今回受賞対象となった研究は、「非線形共鳴近傍における位相空間中でのベータトロン振動の研究」です。宮島氏は、2005年にも日本加速器学会奨励賞を受賞されており、今回の受賞はそれに続く快挙となりました。

-> 続きはKEKトピックスより詳しい記事はPFトピックス

   
2007.1.22
   野末佳伸氏(住友化学株式会社)が第11回日本放射光学会奨励賞を受賞



住友化学株式会社石油化学品研究所の野末佳伸(のずえ・よしのぶ)さんが,第11回日本放射光学会奨励賞を受賞されました。この賞は,日本放射光学会員である35歳未満の若手研究者を対象に,放射光科学に関するすぐれた研究成果に対して授与されるものです。受賞対象となった研究は「マイクロビームX線小角散乱を用いた高分子材料の構造研究」です。一連の研究には,PFのBL-4A, BL-15A,SPring-8のBL40XUが使われました。

-> 続きはPFトピックス

   
2007.1.18
   放射光で結ぶ地域協力 〜 アジア−オセアニア放射光フォーラム 〜



昨年11月、新しい協力体制である「アジア−オセアニア放射光フォーラム(Asia-Oceania Forum for Synchrotron Radiation Research (略称AOFSRR))」がスタートしました。

-> 詳しくはNews@KEK

   
2007.1.17
   田中信忠氏(昭和大薬)が日本薬学会奨励賞を受賞(AR-NW12Aなど)



昭和大学薬学部・講師の田中信忠(たなか・のぶただ)さんが,「創薬の標的と成り得る蛋白質群に関する構造機能相関研究」に関する業績により,平成19年度日本薬学会奨励賞を受賞されました。これらの研究は,本機構が中核拠点のひとつであるタンパク質研究の国家的事業「タンパク3000プロジェクト」の一環として行なわれたものです。また,いずれのテーマもAR-NW12AなどのPFのタンパク質結晶構造解析ビームラインを用いて得られた成果です。

-> 詳しくはPFトピックス