趣旨:固体、ソフトマターから生物にいたる種々の物質において、ナノ構造は未開拓の領域であり、あらゆる材料科学・技術分野の物質機能の解明や新素材の創成と深く結びついている。特に近年のMEMS(micro electro mechanical systems)やNEMS(nano electro mechanical systems)技術、ナノバイオセンシング技術、界面分子・原子制御技術などの展開は目覚ましく、精密・迅速なナノ構造評価の重要性はますます高まり、その需要は物質基礎科学から産業応用まで広く及んでいる。
PFにおけるX線小角散乱測定は、生命・材料を対象とした基礎研究から応用研究までナノ構造のキャラクタリゼーションに関して、四半世紀の長きにわたって世界的にも極めて重要かつ先進的な役割をはたしてきた。しかし、その間、SAXS-WAXS同時測定、GI-SAXS測定、SAXSと各種同時測定など個別的な技術開発や創意工夫による研究が展開されてきたが、残念ながら根本的な光学系や周辺装置の改良・整備は十分になされてきたとは言えず、そのため、現在のナノ構造解析の科学的・社会的需要に応え得る装置等の改善・一新を行うことが急務となっている。
研究会では、物質基礎科学から産業応用まで広く及んでいるナノ構造評価の重要性、需要の現状を共通の認識として、研究のターゲット、測定の高度化などに関して、今後のPFのX線小角散乱の利用と展開を展望する。
会期:2008年9月18日(木)
会場:高エネルギー加速器研究機構 国際交流センター・交流ラウンジ1,2(茨城県つくば市大穂1-1)(施設案内・マップはこちらをご覧ください。)
提案者:平井光博(群馬大学)(mhirai@fs.aramaki.gunma-u.ac.jp)
世話人:伊藤健二(KEK-PF)
参加費:1500円(ポスターセッションの際の昼食代)
交通:
車 常磐自動車道「桜土浦」インターより東大通りを筑波山方面へ20分
電車 ○JR常磐線「ひたち野うしく駅」よりバスで「つくばセンター」へ25分、
「つくばセンター」より「高エネルギー加速器研究機構」へバスで20分
○つくばエクスプレス「つくば駅」下車、隣接の「つくばセンター」より「高エネルギー加速器研究機構」へバスで20分。
つくばエクスプレス時刻表
つくば駅・KEK間のバス時刻表
つくばエクスプレスのホームページ
バス 東京駅より「つくば号」で「つくばセンター」下車(約1時間)、
「つくばセンター」より「高エネルギー加速器研究機構」へバスで20分
詳しくは「KEKまでの交通」をご覧下さい。
参加申込み:下記の参加申込みフォームよりお申込みください。
今回、一般参加の方の旅費のサポートはございませんのでご了承ください。宿泊予定のない方は当日まで受け付けます。
宿舎利用をご希望の方は、共同利用者支援システムhttps://ganko1.kek.jp/uskek/よりご予約下さい。
(予約にはユーザー登録が必要となります。)
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